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DTMxヴァイオリン奏者

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DTM、レコーディングやオーディオストックなどの音楽制作にまつわることを書いていきます。
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Vicousticもどきを作ろう!

防音室にVicStudio(Wavewood Ultra Lite)を導入したのですが、観た感じそんなに複雑な作りじゃないな、と思い(失礼)、自作できないかと思いました。 前回なんちゃってベーストラップを作ったのですが 同じ形で、パネルをVicousticのものに似たものを作ってみました。 まずは計測裏はヘニョヘニョのスポンジウレタンです。 これよりワンランク上の商品の裏はポリウレタン・フリーで、上のものよりも硬質で密度の高いもので作られてます。 つまり、後ろのウレタ

夏の工作(拡散パネルとベーストラップ)

年始にPC部屋を改造したときに余った大量の廃材。 https://note.com/isskau/n/n44a9206a69c4 奥さんにも「これ・・・どうするの?」 と言われる始末。 2x4の建材やOSBボードなどがここ半年ばかり自宅トイレに所狭しと並んでおりました。コレを使って夏になにか作ろうと思ってました。 拡散パネルVicousticなどでみられるオシャレなやつ。 オシャレなんだけど、お高い&ドデカイということで、僕の狭い部屋にはおく場所がない。よく見ると、

パソコン部屋を改造しました。

疫災で学校や園が長期に休みになり、リビングに常に子供たちがいる状態が続いてました。そのため登園中にリビングで事務仕事をしていたのが出来なくなってしまったのです。 これまでどのような感じでリビングで仕事をしていたかというと、 2015年頃の環境2017年頃の環境2019年頃の環境そして2020年。芸術家の支援金制度でFOCALのスピーカーやウルトラワイドの単体ディスプレイを手に入れた経緯もあり、デスク天板を新たに仕入れたり、折角だからと環境を一新するべくスピーカーのスタンド

2022年ストック収入集計

なんだかんだ、家計を支えるレベルで稼いでる。 以下、詳細です。 オーディオストック 売り上げ

有料
300

1曲だけでストック収入とサブスク収入を比べた

オーディオストックとTune Coreに自作の曲を1曲のみ1年間登録していたのですが、その収益を限定公開します。単品の作品の赤裸々な売上を掲載するので有料とさせていただきます。 Tune Core 戦績

有料
200

「今晩ストリングス録ってもらえませんか?」

私の宅録スタイルは、曲の尺や調整、構成が変わるような現場に対応するクリエイターの助けもになっているようです。 収録場所や人数がものをいう生生ストリングスは収録のし直しが出来ないからな・・・スケジュール調整、資金調達、時間、大変すぎる デモとMIDIさえあればすぐに収録できるし、機材や収録方法もある程度バリエーションがある。やっといろんな要望に応えられるようになってきたなあ、っていう実感が出てきました。 とはいえ、どんな奏者なのか、どんな演奏をするのか 値段設定はどうなん

高い機材を買う理由④<オーディオインターフェース編>

パソコンと、マイクやスピーカーをつなぐための機材。 そんなものにお金をかけるなんて演奏家だけをやってたころだったら一切考えなかったです。たぶん、多くの演奏家にとって、この機材が1番わけわからないと思います。 「え?パソコンにイヤホンやマイクの端子がついてるじゃん?」 そう。私もそう思っておりました。楽譜作成はずっと昔からやってきましたが、もちろん音は本体に直に刺したイヤホンから。そのイヤホンも、ポータブルCDプレイヤーとかについていたものを差し替えて使っていました。 と

高い機材を買う理由③<スピーカー編>

前回、<②マイク編>を書いたので次は<スピーカー編>です。 僕のスピーカー遍歴はざっくりこんな感じです。 ①15000円くらいのAIWAのCDラジカセコンボこれって数えに入れていいのかな? 大学生になった時に買ってクラシックをこれで山ほど聴きました。 プロのクラシック音楽家になるを考えたらなかなかありえないクオリティかもしれませんが、そもそもスピーカーの「音質」など全然気にならず、「お金ないし高いやつとか知らん!聞ければよい!」精神でした。 これより前に、「叔父さんから

「四季」伴奏音源について

独自にヴィヴァルディの四季をCDや伴奏音源にして販売しております。 当然ですが、「私の演奏の癖」が反映している為、そして合わせやすいように多くのガイドになる音を加えている為、万人に納得して使用できる伴奏音源ではありません。 それでも「使ってみたい!」と思われそうな希少な方のために、伴奏音源に加えたイントロのメモやガイドのメモ、僕が実際に練習の際に書き加えた運指、運弓などを書いた楽譜を添付いたします。 人によっては参考になる場合もあるかも!? 伴奏音源は安くないうえに、権利

高い機材を買う理由②<マイク編>

前回のつづきです。 具体的に高い機材を買う推移を書いてみます。 マイクの場合10年前、僕はクラシックしか奏法を知らないで平然とポップスも弾いちゃう、まさにポップス素人でした。ただ真似事は好きだったので「その界隈の人」から少しずつ注目してもらえるようになりました。 そんなある日、ポップス奏者から「一緒にバンドを組まないか?」と誘われます。 その時に必要になったのが「ピンマイク」です。 高すぎる・・・ 「ピンマイクだけ用意しておいてや^o^」 当時の僕は、当然マイク

高い機材を買う理由①

僕はヴァイオリン奏者ですので周りから「金持ちのボンボンの息子」みたいに見られていたことも少なくないですし、いまでもそういう感じがあります。 親がクラシックを聴くことが好きなことから派生してヴァイオリンをやっていただけで、親の年収も500万前後で3人兄弟で、お金が足りないので母も朝から夕方遅くまでバイト・準社員として仕事をしてました。築40年くらいのおんぼろ賃貸3DKに長く暮らし、私は頭が良い方ではなかったので塾に行ったり私立の高校に行く羽目になったり。大学に行く頃にはリーマ

本職ヴァイオリニストが録音に手を出す

どうも、プロヴァイオリン奏者の松本一策です。 2016年に録音を主体としたDTMに本格的に触れて「自分もやってみよう!」となり、はや5~6年たちました。 録音の仕事は儲かる!? その道のプロフェッショナルとネットでつながりながら、リモートワーク必要性が出た昨今では録音の仕事でも最近は年間50~100万は収益を得るようになっておりますが、当然のようにライバルが山のように現れ、気軽にリアルで収録できるようになったりより優れたプラグイン音源が出れば消える仕事。メディア的にも人気

僕のストリングスをMIXしてみませんか?

ヴィヴァルディの四季のアルバムを先日発表しました。 普通のアルバムと違い、生演奏できるパートはすべて私のみで自宅録音を行い、ヴィヴァルディの協奏曲「四季」を全て収録してアルバムにしたのですが、その素材をぜひ皆様に使っていただき、「MIXしたらどうなるのか?」を体感していただきたいと思いました。 全曲ではなく冒頭部のみです。春の第1楽章の最初の1分のみ。しかも有料ですが、ステムファイル(すべてバラバラの状態の収録音源)とともに、この音源に編集した際の基本的な編集内容や使用プ

有料
300

無駄なのか、投資なのか

おはようございます。 なんか無駄にnote書くことが多くなってまいりました。 ヴァイオリン奏者の松本一策です。 昨晩、完全自主製作のヴィヴァルディ四季アルバムを出したのですが、 早くも「作っても無駄だったかもしれない(ぴえん)」精神と戦っています。 ヴィヴァルディ四季全曲製作に6週間くらいかかった他の業務と並行しているので、厳密な数字ではないですがだいたいこんな感じです。 ヴィヴァルディの春 全楽章(計11分) 収録の下準備、練習 1日 録音 2日 編集 2日(打