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癇癪持ちのインナーチャイルド。

「インナーチャイルド」という概念を聞いたことある人は多いと思う。
特にスピリチュアルな界隈ではよく聞くかも。

僕はいつも仕事がうまくいかない時、だいたいこのインナーチャイルドが
癇癪を起こしていて「さみしいよ!構ってよ!」
そういう風に真っ暗な部屋で部屋の道具とかアルバムとかノートとかをぐしゃぐしゃにしてわめき散らしている脳内イメージが沸き起こってる。

彼は昔の自分だ。

記憶の中だと保育所にあづけられて夜の9時くらいまで親は来なくて最後は先生と彼だけになってひたすら所内の庭(砂場)を見ていたり
トイレにこもって泣いていて、乳白色のタイルが思い起こされる。

そんなイメージが脳内に沸き起こるだけで現実世界の自分の体には異変が起きる
心(脳内イメージ)と体噛み合わなくってフラフラしだしたり、バタバタして、
制御が効かなくなってコミュニケーション不良が起きたり
逆ギレしたり、ミスをしまくる。

でも彼としてはただ構って欲しかった。
僕のやることなすことを「男っぽくない」とか
間違えたら「お前は馬鹿だから」と必要以上に恐怖で煽るような怒り方をしたり
しないで欲しかった。
認めてもらうまでのハードルが高いと過程を隠したり、心理状況を話さなくなったり、なかなか相談しなくなって結局
「お前は自分があってると盲信して盛大に間違えて終わるんだ」
そう言われた時にはもう絶望感なんだ。

そんな風に染み付いてきた思考プログラミングは
現実の世界で不意に引っ張り出され強烈なバグを誘発して
周りに迷惑をかけてしまう。

これを解決する方法がインナーチャイルドに寄り添って対話をする。
これは自己内省の内省対象が自分の過去の姿であるものなんだ。

やり方はその彼にどうしたのと問う。
「寂しかったんだ」
「そうか、寂しかったんだね」
「すごく嫌だったんだ」
「そうか嫌だったんだね」

おうむ返しでいい。
大事なのは自分の過去の心の中で引っかかってる負の感情が
「ある」というのを認めてあげること。
そしたら認められた、あの時の気持ちはああやって思っててよかったんだ。
そうやって過去の自分を自己肯定できるので、変な葛藤が遠のく。
幽霊の成仏にかなり近いと思う。
存在を認め、満足すると浄土へ行ってくれる。

自分のインナーチャイルドが癇癪を起こしたら川や森などの人のいない自然の場所に移ってとにかく人の声が入らないようにする。
そこから話かけて見るようにしてる。

誰の中にもいるのかもしれないインナーチャイルド
もし思い当たることがあれば彼、彼女の呻きに耳を傾けてあげてほしいな。

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