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「化粧品が育む自信と笑顔」を届けるお手伝い~コスメバンクプロジェクト参加レポート~

皆さんは、「コスメバンクプロジェクト」を知っていますか?

一般社団法人バンクフォースマイルズが運営するこのプロジェクトは、消費財メーカーが持つ余剰在庫とそれを必要としている女性とを繋ぎ、廃棄減をめざしながら、ひとりでも多くの女性が心身ともに健やかに生活されること、そしてひとつでも多くの笑顔が生まれることを目指して始まった取り組みです。

現在、プロジェクトに共感する多くの化粧品・日用品メーカーの協力により、現行製品の寄贈はもとより、旧仕様品となった製品、店頭から未開封の状態で返品された製品などを「コスメ詰合せギフト」にして、経済的困難を抱える女性の世帯に無償提供しています。

「袋詰めボランティア」にアイスタイルメンバーも参加

多くの企業・団体・個人が、さまざまなかたちでプロジェクトに協力しており、アイスタイルは主に、業務面でのサポートを行っています。

今回、寄付で集まった約30万点のコスメをひとり親や困窮されているご家庭にお届けするため、12月上旬に、コスメバンクプロジェクトで初めてボランティアを募ってのギフト袋詰め作業を行うとのことで、アイスタイルも声をかけてもらいました。

プロジェクトに賛同されているメーカーさんと一緒に作業を行ってきましたので、そのようすをお届けします。

実際に袋詰めしたギフト

はじめて会う方々と協同作業

今回アイスタイルからは、ボランティア募集の案内を見て自ら応募した、所属もレイヤーも異なる幅広いメンバーが参加。

実はアイスタイル内でも、コスメバンクプロジェクトのことをよく知らないという社員がまだまだ多いのですが、今回の募集投稿をきっかけに興味をもったメンバーも多かったようです。

作業当日、アイスタイルのメンバーは都内某所に集合し、まずは一緒に作業をする他企業の皆さんとご挨拶。
その後、早速説明を受けて作業がスタートしました。

チームに分かれて作業するようす

今回行う作業は、寄付で集まったコスメや日用品約10種類を1セットにして袋詰めしていくというもの。1日の目標は1000セットで、2チームに分かれて作業に取り掛かりました。

作業は、
①メーカーから提供された製品を開梱
②作業台に製品ごとにセット
③流れ作業で袋詰め
という流れで進みます。

ひとり1アイテムずつ、丁寧に袋に入れていきます

作業中は真剣ながらも和気あいあいとした雰囲気で、はじめて顔合わせした関連企業の方々とも一緒に作業をするなかで交流を深めることができ、企業間のつながりをつくるきっかけにもなりました。

印象的だったのは、どんな商品が提供されているのか、皆さん興味津々だったこと。さすが、化粧品・日用品メーカー関連の方が多く集まっているなという印象でした。

完成したギフト

活動を知ってもらうことが、次の一歩につながる

それでは、アイスタイルの社員であり、コスメバンクプロジェクトの事務局長でもある池田さんに、今回のアイスタイルのボランティア参加について、話を聞いてみました。

「今回のボランティアについて、アイスタイル社内で想定以上にたくさんの反響を皆さんからいただいており、驚きとともに非常に嬉しく感じています。
同時に、まずはもっとたくさんの方にコスメバンクプロジェクトの活動を知ってもらうことが、活動を広げる一歩になるのだと実感しました。
貧困や社会的課題の事実だけでなく、そこにはさまざまな支援方法があると知っていただくことで、ビューティー業界に携わる私たちには何ができるのかについて考えるきっかけがつくれたらいいなと思っています。
今回の参加型のボランティア活動を実施できたことで、支援の輪がさらに広がっていくことを期待しています。」

目で見て、肌で感じることで見えたもの

実際に現場で作業することで、色んな事を感じ、考えることができました。
最後に、今回ボランティアに参加した社員に話を聞いてみました。

アイスタイルリテール 販売事業戦略本部 リテールマーケティング部
後藤 文香さん

 現在私はリテール部門に所属しているため、日々の業務では、どうしても店舗やECに「来ていただけるか」「購入していただけるか」に意識が向きがちです。しかし、本来私たちが大切にすべきは「ユーザーさんとコスメとの出会い」であり、購入はその一手段でしかありません。
ビューティー業界に携わる者として、購入以外の出会いの場を自分の目で見たいとの想いで、今回の活動に参加しました。ユーザーさんとコスメとの出会いは、人・状況に応じて色んな軸で創り出すことができるのだと改めて実感し、化粧品がもつ素晴らしいパワーを再認識することができたと思います。
実際に参加して驚いたのは、メーカーや物流関係の方など、さまざまな企業の方がボランティアに参加されていたこと。ただ“商品を提供する”、“商品を運ぶ”というだけではなく、関わる皆さん全員が「人の手で届けたい」という強い思いを持っているのだと知ることができる、良い経験になりました。

コーポレートコミュニケーションセンター インターナルコミュニケーション室  吉田さん

アイスタイルでは管理系の部署に所属しており、普段メーカーさんと接する機会はほとんどないので、この機会に新たなつながりができてうれしく思います。さまざまな理由で余剰品となってしまった思い入れのある商品が、最終的に必要とされている人の元へわたる喜びを話してくださった姿がとても印象的でした。

今回梱包したギフトは、朝起きて出かける準備をして、夜お風呂に入るまで、1日の生活であったらいいなというコスメや日用品がセットされていました。ただ余剰在庫を詰め合わせて送るのではなく、贈られる側の方の生活を実際に想像してご準備されたことが分かり、それぞれの協力者がコスメバンクプロジェクトの根本の想いに共感しているからこそ、それが実現していることを改めて感じました。