LiveRevolt Re:venge 第一話『魂の唄』
暗闇に深々と積もる雪──
灯籠の光が怪しく揺らめき純白に彩られた神の社の境内は、自らを絶った女性の真紅に染まっていた。
それは輝きとても美しく、それは──
それを見た幼い少女の目にはとても残酷だった。
21XX年1月8日、北海道、平取町。
あらゆる物を氷漬けにしてしまいそうな、刺すような気温の朝。
しかし、私、燈色(ひいろ)まいかには、生まれてから15年と繰り返されてきた朝なのだ。
慣れた手つきで布団から飛び起き朝支度の態勢に入る。
とはいっても冬休み。
私は中学3年生だが