見出し画像

👩‍💻情報システム/社内SEのやりがい⤴️


はじめに

前回は、情報システム/社内SEの仕事について記載しました。
今回は、そのやりがいと辛さについて、記載しようと思います。

情報システム職のやりがい

仕事のやりがいと言われると、何か素晴らしいことを言わないといけないと考えてしまいがちですが、心で感じたことが本当のやりがいだと思うので、私の経験をもとに、カッコつけずに記載したいと思います。
そもそもカッコつけれる風貌や性格じゃないやろって妻からツッコミを受けそうですがΣ('◉⌓◉’)

1点目:感謝される機会が多い

人って感謝されると嬉しい気持ちになって、少し大変なことがあっても、また頑張ろうと思えますよね。その感情を得る回数が多いと思います。

子供の頃は、親からお礼はきちんと伝えなさいという教育もあってからなのか、誰かに感謝されたり、誰かに感謝したり、わかりやすい表現でたくさん経験していたかと思いますが、社会人になってからは、プロなんだからできて当然でしょと急に厳しくなるがゆえに、感謝される機会が減ってきているかと思います。

そうした中、なぜ情報システム職は感謝される機会が多いかというと、人と直接接することが多い業務かつちょっとITに詳しいからだと思います。

例えば、PCの不具合(キーボードの反応が遅い、カメラが映らないなど)に関する問い合わせに対して、解決させていただくと、必ず感謝されます😀
ひょっとしたら調べれば自己解決できたかもしれないレベルのものであっても、PCがないと仕事ができない現状において、すぐに不具合を解消することの意味が大きいからこそ、感謝していただけるのだと思います。

少し余談になりますが、PCの不具合を感じる内容は人それぞれでして、PC背面のクッション材(ゴム)が剥がれることによって、不快を感じる人もいます。

個人的には、業務に影響があるならば、改善対象と捉えて対応をします。
実際にベンダーに問い合わせたら、無料で替えのクッション材を送っていただけました。もちろん、この対応も感謝されました。

喜んでもらえるとわかるからこそ仕事に意味を見出しやすく、次の業務も頑張ろうと思える環境が、情報システム職にはあると思います。

ちょっ、待てよ〜\(( °ω° ))/
怒られることの方が多いだろう。
はい。そういう話は後でします。

2点目:組織全体の働き方に影響を与えることができる

2つめのやりがいは、自分が関与したシステムが組織全体の働き方を変え、間接的に事業の成功確率に貢献することができるという点です。

直接、売上に貢献できる部門ではなく、またコスト部門と認識される場合もあるかもしれませんが、事実としてシステムがないと業務が遂行できない現状があります。
なので、システムは事業の成功確率を高めるためのものと、私は認識してますし、みんなにも理解いただきたいと思ってます。
逆に使いずらいシステムの場合は、事業の成功確率を下げる要因となるので、そこは改善が必要となります。

例えば、ワークフローシステムに以下の問題があった場合は、改善すべきポイントになります。

  • 応答速度が遅く、申請作業に時間がかかる

  • 検索機能が乏しく、過去の申請を検索するのに時間がかかる

  • チャット連携されていないため、進捗はメール通知を確認する必要がある

シンプルな問題ですが、組織全体で考えると、そこに膨大な時間が使われてしまっているので、改善することで、事業に専念する時間を作ることができます。つまり、改善すれば、以前よりは事業の成功確率高まると考えるわけです。
ちょっと仮で、おおざっぱに計算してみましょう。

  • 現在

    • 1人あたりのワークフロー作業時間

      • 申請者:1週間で1申請:9分

      • 承認者:1週間で1承認:3分

    • 従業員数300名

      • 申請者:9分 ✖️ 300 = 2700分/週

      • 承認者:3分 ✖️ 300 = 900分/週

    • 月合計

      • 3600分 ✖️ 4 = 14400分(240時間)

  • 改善

    • 上記課題を解消するシステムに変更した場合

      • 1人あたりのワークフロー作業時間

        • 申請者:1週間で1申請:6分

        • 承認者:1週間で1承認:2分

      • 従業員数300名

        • 申請者:6分 ✖️ 300 = 1800分/週

        • 承認者:2分 ✖️ 300 = 600分/週

      • 月合計

        • 2400分 ✖️ 4 = 9600分(160時間)

  • 結果

    • 240 - 160 = 80時間

      • 会社全体で80時間を確保することができるというシミュレーション結果となりました。

この80時間があれば、今まで手付かずであった、事業課題の改善、新規顧客開拓、新規事業の検討などに時間を割り当てることができると思います。
最初に記載しましたが、自分が関与したシステムが組織全体の働き方を変え、間接的に事業の成功確率に貢献することができるという点は大きなやりがいだと思います。

3点目:システム以外のビジネススキルを身につけることができる

情報システム職は、組織内の様々な部門と連携しながら仕事を進めるため、広範なビジネス知識を身につけることができます。

例えば、先ほどワークフローの話を例に出しましたが、ワークフローの承認者を設定するにあたり、会社で定義されている職務権限を確認する必要があります。
それは経営企画部が管理していた場合、社内規程にて記載されている内容が不明瞭だった場合は、彼らにヒアリングをする必要があります。
いざヒアリングしてみると、初めて聞く話も出てくるかもしれませんが、そこが知識を得るチャンスでもあります。

例えば、事業部と管理部門で同じ部長職でも権限が異なるのはなぜか?
その背景にはどのような意図があるのか?
それを知ることによって、他のシステムにも反映すべきものではないのか?
など、そこから得た知識をもとに他のシステムにも視点を向けるきっかけになる可能性もあります。

IT情報や技術に詳しいという視点だけではなく、組織の各部門の業務を知り、組織全体に自身のスキルセットを広げることにより、キャリアの幅を広げる良い機会になります。

補足:この職種の将来性

一方で、この職種自体の将来性についても触れておきたいと思います。
現代社会は情報化社会と呼ばれ、あらゆる業務がデジタル化されています。

生成AIといわれるChatGPTなど便利なツールが出てきましたが、それを組織で運用するにも、情報システムの運用と管理、改善に携わる我々の役割はますます重要になってきています。
社会全体がデジタル化を進める中で、職務上必然的にその最前線に近いところに立つことができるのも、この職種の大きなメリットだと思います。

次回は、情報システム職になる方法、または必要な知識などについて記載したいと思います。

最後に

  • 最後まで読んで下りましてありがとうございました。

  • もしよかったら、いいね(ハート)をいただけると日々の活力になるので嬉しいです✨



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?