前回の記事で、痔による緊急入院について記載しました。
今回は、その後の手術と経過について、記載します。

症状名

改めて、痔の症状名を公開させていただきます。
その名も嵌頓痔核と書いて「カントンジカク」といいます。

初めて聞く単語ですよね。
痔核の中でも、激痛を伴うもので、肛門の中にできた痔核が外に飛び出し、それが自然にも手動（指で押し戻す）でも戻すことができなくり、果てはその飛び出した痔核が自身の肛門の締め付けにより、うっ血＆激痛を発生させるという、自分で自分を苦しめるという状態のものです。

ボラギノールさんのサイトにわかりやすい説明とイメージ図があったので、こちらも参照ください。

激痛に耐える時間

入院は日曜日、手術は入院翌日の15時予定と言われ、正直。。。絶望でした。。。Σ('◉⌓◉’)

だって、激痛で、立つことも歩くこともできず、仰向けで寝転がるこもできず、なので寝ることもできず、それを手術まで24時間以上も耐えろと。。

痛すぎて我慢できず、先生にも看護師さんにも、手術を早めてほしいと懇願しましたが、手術室及び先生のスケジュールの兼ね合いでそれはできないとのことでした。
今思えばそりゃそうですよね^^;
なので、ロキソニンを飲み、それでも痛みが治らないので、ボルタレンという頓服薬をもらい、なんとか6時間くらいは我慢できるぐらいの痛みまで軽減することができました。

翌日の手術に備え、下剤を飲み、浣腸をする予定でしたが、私の状態を目視した看護師さんから
「あら〜。。。相当腫れてますね。。痛いでしょう。。
これは下剤を飲んでも便の通り道がないかもしれないですね。
そして、浣腸も入らないかも。。。先生に下剤と浣腸なしで進めるか確認してみますね」と。

怖かった。。。
俺の肛門、どういう状態になってるんだろうと。。
激痛の不安を抑え、恐る恐る触れてみると。。。。。
ない。。
私の肛門がない。。
正確には、よくわからないブヨブヨした肉の塊が全面に覆い被さって、そこに辿り着けない状況でした。

そんな不安な気持ちを抱きながら、なんとか夜を過ごし、翌日の手術日を迎えます。

手術当日のリモート

手術当日の朝7時。
手術まで、17時間。
久しぶりに思い出す。
何かに対して、待ち遠しくたまらなくなる気持ち( ´ ▽ ` )

ただ、この日は、会社の期の始まりで、大規模な組織変更が周知される日でした。
私は情報システム部のマネージャー職なので、大枠についてはある程度把握はしていましたが、大規模かつ、子会社を跨いだ役職者の兼務が発生するため、システム的には少し複雑な変更が必要でした。
メンバーがいるので、一部は任せれるものの、ワークフローシステムについては、システム変更失敗時の影響が大きいということもあり、基本的には私が実施してます。

なので。。。
手術当日の病室から、手術直前の1時間前の4時間、リモートでシステム変更対応を実施しました。
座ることができないので、立ちながらPCに向き合うスタイルで。
そして、痛みに耐えながら。
改めて感じる、中小企業のシステム部門のリソースの無さよ。。

手術

それは予定時間より1時間早い14時にやってきました。
突然、慌ただしく、看護師さんが病室に入ってきて、今すぐになったから準備をしてくれと。
サプライズな感じも嬉しく、満面の笑みで「はいっ！」と返答している自分がいました。

手術室に着替え、手術室まで歩いて向かい、ドラマで出てくるような大きな扉を開け、自ら手術台に乗り、体を横向けにしくの字の体勢をすると、すぐに腰痛麻酔が打たれました。
その後、うつ伏せになり、お尻を出して数分、痛みの感覚がなくなり、手術が開始。
上半身は麻酔がかかっていないため、意識がはっきりしている状態で、先生たちの会話がはっきり聞こえ、またお尻の中を触られているという触感もあり、手術されているという実感をあまり感じないまま、30分程度で手術は無事終わりました。

手術後の看護師さんとの会話が今思えば少しシュールでした。

看護師「取り出した痔核見ますか？（真顔）」
私「あ。はいっ。せっかくの貴重な機会なので（真顔）」
看護師「こちらです（真顔）」
私「お。お〜。。こんなに大きいのが3つも。。（驚き）」
看護師「はいっ。それでは病室に戻りましょう（真顔）」
私「はい。ありがとうございま〜す（真顔）」

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます！
退院までの病状や過ごし方など、また改めて記載したいと思います。