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【復習:POOLO JOB】くいしんさんの「伝えるための文章構成/文章術」

この記事は、POOLO JOBの講義の復習です。

4月19日に「伝えるための文章構成/文章術」の講義がありました。
講師のくいしんさんは、インタビュアー・編集者・ライターという肩書きに加えて、くいしん株式会社代表もされています。
特にインタビューが得意だとのこと、講義ではインタビューのコツ以上に大切なテーマのお話をしてくださいました。

内向的で「インタビューなんてとんでもない」と思っていた私でも、インタビューをしてみたくなったこの講義、改めて復習してみます。


くいしんさんがテーマとしている真芯の話

インタビューが得意だというくいしんさん、なによりも“テーマ”が大切だというお話から始まりました。
くいしんさんが考えるテーマとは、「自分が持って生まれてきた使命」。自分自身が信じている“何か”だそうで、あらゆる仕事をする上で基礎になる部分だとのこと。

そんなくいしんさんのテーマは「真芯を探すこと」

真芯とは
モノの中心
野球のバットでいうと、重心がある場所。ここにボールが当たるとホームランになるくらい飛距離が伸びる
人でいうと、自分が本当にやりたいこと。

くいしんさんは、誰かの真芯を聞くために生きていると言ってもいいくらいだそう。そして、聞いた真芯を世の中に届けるために執筆しているとのことです。
このようにテーマを持つことは、あらゆる仕事への向き合い方の強度が上がることにもなります。

文章術の前に「自分が持って生まれてきた使命」へと壮大な話になって驚きました。でもそこから「なぜ書くのか?」につながって納得。 改めて、何をなぜ書きたいのかを自分に問う機会となりました(まだ問うてます)。

真芯と文章はどうつながるのか?

講義の後半は、実際に文章を書くためのお話へと移りました。

まず構成が大事だとのこと。
『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』という脚本の教科書と言われてる本を読むことをオススメされました。この本に書かれているのは、まさに真芯のこと。1行のログライン(ストーリーの革新を一言で説明するもの)の大切さが説かれている本で、これは脚本の真芯となるものです。

ライターの仕事に置き換えてみると、このログラインは記事のタイトル(仮タイトル)にあたります。この一文で記事全体のイメージが広がるものであるべきだそう。
つまり文章構成のすべては、“タイトル”にあるとのこと。

その大切なタイトルは、「一番世の中に届けたい話」や「取材対象が大切にしていること」などを軸に考えるのがコツだとのこと。
このタイトルという点がクリアになると、それをゴールとして必要な内容を入れていくだけになるそうです。

講義内では、くいしんさんが実際に作った構成案をサンプルとして共有していただきました。ほぼ記事になるくらい見出し後の文章もしっかりと書かれていました。しかし、大事なのはその手前の部分で、記事のコアや伝えたいことだそうです。この構成案作成には時間をかけるそうで、執筆より比重が大きいとのこと。

以上、教わったように、この記事も構成案を作ってみましたが、そんな上手く書けないよー!
まだまだ内容がブレるし迷います。もっと深くまで考えるべきなんだろうけど、そうすると、いつまでたっても記事が仕上がらない!
こんなに実践的で役立つ講義を受けておきながら、この記事を書くのは恥ずかしいのですが、今後のマイルストーンとして投稿します。

インタビューの具体的なtipsをいくつか

インタビュー時に役立つコツを教えてくださったので、いくつか書き出しておきます。

インタビューは臨場感
現場の生々しさを伝える。現実を超えた臨場感を出す。インタビュー記事とは、取材して学び得たことを数千字の言葉に置き換えて発信すること。

取材した内容は、料理で言うところの素材
星付きレストランのシェフも素材が全てだと言う。ライターの仕事も同じで、取材内容やインプットした内容が記事の質を左右する。

取材準備には、インタビュー相手が出ている動画がオススメ
記事には編集の意図が入っているが、動画は人柄そのままを読み解きやすい。

取材前の質問案には、想定する回答も作っておく
想定を超えた回答がキーワード、もしくは記事の核になる。

以上、くいしんさんの講義の復習でした。

この講義のキーワードは“真芯”。
くいしんさんは講義中に、「誰かの真芯を聞いて世の中に届けたい。それを読んだ誰かが自分の真芯を見つけてほしい」という主旨のことを言っていました。受講者それぞれに自分の真芯を見つけてほしいとの願いがあったのではと思います。

私自身の真芯は何かと考えると「居場所探し」かな。私が見たり受け取ったりしたことをアウトプットしたい気持ち。それは、私が居る場所が存在していると証明したい気持ちなのではないかなと、おぼろげに思います。
あー、深い。

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