けさ、洗濯物を干していたら、
つめたい風がふっと顔にあたって、
あまいにおいが、ふわっとした。

何のにおい？って、
頭の中を一瞬よぎった直後、
キンモクセイ！って浮かんできた。

わたしの家から、
キンモクセイの姿は見えない。
でも、香りはどこからか風に乗って、
わたしのところへ来てくれた。

あぁ～キンモクセイが咲くころか～、
そんな季節なんや～って。

ただ洗濯物を干していただけの時間が、
色づいてくる。
なんかシアワセな気分になる。

きんもくせいのかおり、
ふわっと感じただけなのにね。
おもしろいね。
単純やね。

季節のかおりに気づける。
すなおに喜べる。
そんな余裕のあるわたしが、
今日いることにも、ありがとうやね。