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2024年2月のイタリア観光事情

Vol.127
久しぶりに駆け足でイタリア縦断した。
とはいっても、ローマ、フィレンツエ、ボローニャ、ヴェネツィア、ミラノなので、南イタリアには行ってはいない。
南イタリアはできるだけ避けたい私はすっかり北イタリア人である。
はい。

そんなことなので、ちょっと気になった各地の観光事情をお伝えしたい。


ローマはやっぱり混んでる。

ここ最近のローマは暑い!
ローマが熱いのではなく、ローマの気温が暑い。
だいたい20度近くまで上がるので、コートはいらないし、マフラーもいらない。

やっぱり混んでるトレヴィの泉。

そして観光だが、やっぱり混んでいるローマだ。
ただし、まだアジア系のツーリストが足りないのか、それなりに路地は空いていると言える。
なので、以前に比べると比較的歩きやすいローマではあった。

そして以前にも書いたが、ローマがとてもスムーズなのを感じる。
実によく働くスタッフ。しかも真面目にサボらない。
なので、カオスなローマであっても、とても快適に過ごせる。

フィレンツェがガラガラ?

なんと、フィレンツェがガラガラなような感じがした。
以前訪問した時は人しかいない状態だったのだが、あれがピークだったのかもしれない。
もちろんコロナ後のこと。
なので買い物もとてもしやすく、スタッフの人もとても親切にしてくださった。

ポンテベッキオ。すんなり写真が撮れます。

Tボーンなどの郷土料理を食べさせる名物店は混雑しているのは仕方ないとして、観光相手だとやっぱり高いものを薦めてくる傾向があるので、そこは要注意だ。
ただ有名店を外せば、まあまあゆっくりめなフィレンツェ滞在ができる。

ボローニャは観光レストランのみ混雑

ボローニャにあんまり止まる人はいないかもしれないが、ここもここで世界遺産にもなっている38kmの茶色のアーケードをくぐると、「ボローニャだー」という気持ちになる。
そして斜塔はピサだけに限らず、ボローニャの「2つの斜塔」もとても有名だ。
これもまた傾いている。
しかも最近倒れるんじゃないかというニュースが流れており、そんなことで近くには入れなくなっていた。

ボローニャの2つの斜塔。傾きすぎてます。

レストランは同じく観光客用のところが人気。そして2時間性で回転させたいレストランの思惑もあるので、予約時に必ず確認した方がいい。

ヴェネツィアはもっとガラガラ??

こんなヴェネツィアははじめてというくらいガラガラ。
しかもカルネヴァーレ前だというのにだ。
あの有名なカフェですらガラガラ。
どうした? ヴェネツィア! というほどに。
そして2月といえば、海風も靡いて寒いヴェネツィアが寒くない!
暖冬を実感する。

カーニバル前のヴェネツィアがガラガラすぎてびっくり。

残念ながらヴェネツィアのお店のスタッフは、あまりにも暇すぎて、微妙なサービスをしてくるから要注意。
乾杯する前にパスタを出してくるから、さすがにそれはクレーム。
しかし作ってしまったものは作ってしまったと言い訳されるので、なんだかよくわからない温度でパスタがくる。

ヴェネツィアのレストランは、おそらく忙しいモードのオペレーションになっているので、ゆっくり目に楽しむというのは、このガラガラ状態だとチグハグなオペレーションでサービスされるかもしれない。
それはちょっと要注意。

言われているヴェネツィアの入場制限だが、2024年4月からスタートする。
しかし毎日というわけではない。混雑時が予想される時期のみに制限するそうなので、時期を外せば普通に旅行ができるだろう。

ミラノは適度に賑わっている。

唯一平常運転と感じたミラノ。
コロナに限らず、それ以前のテロ警戒から、ドゥオモは完全入場料制になっている。なので、前みたいに自由に入ることはできなくなってしまっているのは残念。これはコロナが終われば解除されると期待していたが、このままの入場警備体制が敷かれる。

ドゥオモ広場前。やっぱり少し空いている?

イタリアの観光が不安になってきた

ちょっと緩くなてきているイタリア観光事情。
観光立国だけに少し心配でもある。
住んでいるトリノもなかなか少ない観光だが、以前にあちこちに観光客がいるわけでなく、「ここだけは押さえておけ」というスポットのみが混雑している気もしないでもない。

トリノは基本この時期の朝は霧に包まれる。

あとは温暖化。
イタリアは今全体的に暑い。
日本では東京が大雪が降ったというニュースを聞くも、北イタリアのトリノですら今年はまだ雪が降っていない。

現在、なかなかユーロがしびれる高さではあるので、気軽にイタリアにはいけないかもしれない。
でも、意外と空いているイタリア観光を考えると、今がチャンスなのかもしれない。
ただしこれは現在の状況であって、将来的な予想はわかりかねるので参考までに。

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