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犬に優しいイタリアの日々

V.087
イタリアはとにかく犬に優しい。
犬というか、ペットに優しいといえよう。
街を歩くペットは犬がほとんどなので、他人の私から見て動物に優しいなぁと思うのが犬であることが多いので、あえて犬を取り上げる。

住宅街のバールは犬で溢れている

トリノの中心街に住んでいるのだが、観光メインの中心地からちょっと住宅地の方に最近引っ越した。
ここで気づいたことは、何より犬の多さだ。
毎朝行くバールは、時間になると犬の散歩ついでに来る人が多い。
多いどころじゃない。全ての人が犬を連れてくると言ってもいいだろう。

バールにある犬用のビスケット無料。

それは特に血統証付きというわけではなく、ご縁で犬をいただいたという感じで雑種が多い。

休日の街は犬で溢れている

ということで、休日になると犬を連れて散歩に出る人が多い。
実際にポー川沿いの散歩道はかなり犬づれの人が多い。
そして犬同士が意気投合すると、飼い主同士でのコミュニケーションもはじまる。
おしゃべり好きなイタリア人からすれば、犬きっかけにおしゃべりできるのでそれも楽しいのだろう。

バールにある犬用の水。

とにかくイタリア人全般に犬に優しい。
いや、動物に優しいと言えるかもしれない。

もし犬を迎えるようなことになったら、みんなに犬が来てくれたと大騒ぎで盛り上がる。そしてその犬も飼い主にとても愛情をうけていると感じているのか、実に穏やかな犬が多い。

まぁ、イタリアは犬だけでなく子供にも優しい国なので、犬も子供も過ごしやすいと思う。
実際に就学前の子供は、バールでいただくミルクが無料だったりもする。
このことについてはまた改めて書くこととする。

スロヴァキアオオカミに由来する犬

我が家の上に住む人は、スロヴァキアのオオカミの血筋を持つ犬を飼っている。
その犬がとても美しくて、自宅ですれ違うとうっとりとしてまう。
オオカミを血筋にもつだろうか、鋭さもしっかりしている。
そして私や娘のようなペーペーに威嚇することはないので吠えない。

そう。イタリアの犬は犬の集会に行こうとも、お互い吠えあうことがない。
日本だと、犬同士が向き合うとよく吠えあう。
でもイタリアだと吠え合うことは稀である。
これは私は毎度と謎な気持ちになる。

フォスターをしていた頃のこと

私は幼い時から、家に犬がいた環境で育った。
ヨークシャテリア3匹。
なので犬は大好きで、今でも犬を飼いたいと思う。
でもこんな生活スタイルだから、ベットを買うことは難しい。

そんな時、まだ日本滞在していた時だが、フォスターをやっていたことがある。
フォスターは里親を探すまでの養育を受け持つというものだ。
動物愛護をする団体から、里親を探すまでの期間、人間と生活と慣れてもらうために養育するというフォスターの仕組みだ。
我が家から30匹以上の犬が里親に出ている。
どの子も思い出が深い。
子供を育てられなくなった犬の子を、はじめは2匹預かっていたのだが、最終的に全兄弟姉妹5匹を預かることになったときは、本当に楽しかった。
犬でも兄弟姉妹全く違う正確で、毎度お散歩の時にも笑わせてもらった。
里親がそれぞれに見つかった時は涙のお別れはもちろんだったが、なかなか貰われない子もいて、それはそれで私もどうしたものかと思ったが、手元にいてくれる嬉しさもあった。

今また犬に接したい気持ちだが、フォスターはイタリアでは難しそうだ。
飼うか飼わないか。
それしかない。
今は中型犬までなら、一緒にフライトもできるようになったし、私もずっと付き添える犬が欲しいと最近強く思うようになった。

猫も可愛くて大好きで、インスタ写真とか猫ばっかり見ていが、私が重度の猫アレルギーを持っているため、猫と一緒に生活することはできない。
いかんせん、動物と共にいる暮らしに憧れる最近である。


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