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【チーム分析編】大躍進!!近江高校!!

こんにちは。加藤到です。

今回は現在開催されている全国高校サッカー選手権大会において、優勝候補のチームを次々と倒し、初の国立の舞台に躍り出た近江高校について書いていきたいと思います。まさにジャイアントキリングですね。


近江高校は滋賀県の私立高校。リーグ戦はプリンスリーグ関西に所属しており、今シーズンは2位となり、プレミアリーグ参入へのプレーオフにチャレンジをしました。


惜しくも決定戦で鹿児島城西高校に敗れてしまいましたが、実力はプレミアリーグのチームに匹敵するものであると、成績が証明をしております。よって、成績だけで観れば彼らが国立の舞台に立つのは驚きではないのかなと思っています。

そして、初戦は日大藤沢。群雄割拠の神奈川県を勝ち抜いたチームでした。
次の3回戦の相手は夏の総体王者明秀日立。
準々決勝は世代別の代表選手を複数抱え優勝候補筆頭とも言える神村学園。

下馬評では相手有利というチームを次々と破っていき今大会の最注目チームとなっております。私も注目をしていたチームの1つであったため昨日の神村学園との試合をライブ配信で見ておりました。


ベースのシステムは3−5−2。1トップ2シャドーになったりもするので前の選手たちは流動的にポジションを変化させるのかなとも思っております。

神村学園とのゲームでキーマンとなっていたのは左D Fの10番キャプテンの金山選手。ドリブルでの持ち出しから攻撃の起点になっていました。
やはりDFの持ち出すスキルは非常に重要であると再認識できました。

全員のスキルが高く、テンポ良くボールを保持しながらドリブルで前進していくスタイルは見ている方々をワクワクさせるものがあると感じました。

後半は特にこのスタイルが「はまった」と感じています。実際に見ていて、いつ得点が決まるかとワクワクしながら見ていました。


相手の神村学園の守備は4−4−2。このシステムのズレを活かして金山選手がドリブルで持ち運びます。おそらく金山選手はウイングやS H、そして中央でもプレーできるのではないかなと思うくらいの推進力とテクニックの高い選手です。

この選手がドリブルをし始めると近江高校の選手たちは相手の間のポジションを取りボールホルダーにプレスがかかると、パスで相手を越え、来なければスピードに乗ったドリブルで前進していくことで神村学園の守備は困っていました。


高いテクニックで確実に前進し、そして思い切りの良いプレーでセットプレーを獲得し、ゴールをしとめる。
守備も粘り強く対応しながら相手を自由にさせない。特に後半は球際の強度が上がり、神村学園の世代別の代表選手である名和田選手、吉永選手、西丸選手に自由なプレーをさせていませんでした。


攻守において非常にバランスの取れた好チームの近江高校が国立の舞台でどのような戦いをするのかとても楽しみにしています。もちろん、ここでは記載しませんが、対戦相手の堀越高校はボトムアップ理論で選手が主体的に行動を起こしてくる好チーム。どのように対策を練ってくるのかはとても楽しみです。


そして、準決勝のもう1試合の青森山田vs市立船橋もとても楽しみです。市立船橋の波多監督は私がA級ジェネラルライセンスを受講した際に一緒に受講した仲間(勝手に仲間だと思っています笑)。そして、青森山田には私がスタッフをしていた愛知県トレセンで関わらせてもらった杉本英誉選手がいます。縁がある監督選手が活躍している姿は本当に力を与えてくれます。私も少しでも皆様に力を与えることができるように、頑張りたいと強く思っています!!

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