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229 薬局・ドラッグストアの不満トレンド

株式会社Insight Techの西園です。
あっという間に今年も暮れですね。
今年は例年より早くインフルエンザが流行しており、「警報レベル」を超えている区域のニュースが飛び交っていますね。

国立感染症研究所が週次で更新している「インフルエンザ流行レベルマップ」で確認すると、「あぁ今年えぐいな」と改めて感じます。

また、併せて報じられているのが「医薬品不足」ではないでしょうか。
2021年以降、各ジェネリック医薬品メーカーの不正によって発生した医薬品不足が生活者視点でも顕在化しておりましたが、インフルエンザの流行によりさらに拍車がかかっているようです。

今回はそんな薬を求める生活者に着目し、薬局・ドラッグストアに対して寄せられる不満を調査してみました。ご興味のある方はお気軽ダウンロードしていただければと思います。

少し内容に触れますが、今回のレポートで取り扱ったデータの抽出条件は下記のとおりです。「薬局」「ドラッグストア」を含む不満投稿は、年間で約30,000件にのぼりました。

ワードランキングを確認したところ、「味」「薬剤師」が新たにTop10入り。 10pt以上順位を上げたキーワードの中でも特に顕著なものは「体調」「医者」「対応」となりました。

出現キーワードを基に薬局・ドラッグストアの不満項目を整理し、独自の辞書を設定してみました。 不満項目毎の投稿件数、カテゴリ内訳、離反割合、未充足割合を確認したところ、投稿カテゴリは「コンビニ・小売店・量販店」、「医療・福祉」に集中。離反割合は「ポイント・クーポン」「金額」「在庫・種類」が全体平均を超え、 未充足割合は「金額」「在庫・種類」以外の全ての項目で全体平均を超えました。

出現ワードを基に作成した不満項目
不満項目ごとの投稿カテゴリ内訳
不満項目ごとの離反割合及び未充足割合

設定した不満項目別にワードクラウドを作成し、それぞれのワード出現傾向を確認したところ、 各種アプリやクーポンを利用した決済時の不満と、薬局での待ち時間及び在庫管理に関する話題が頻出する結果となりました。


レポート内では具体的に何が不満なのかまで掘り下げてまとめております。具体的には『優先課題図』というAIを用いた弊社独自のフレームワークで、意見を量×質の2軸で評価しながら、課題をピックアップしています。

プロダクトアイデア、コミュニケーションアイディアの発案の参考となれば幸いです。

【備考】
本レポートは「不満ファインダー」を使用して作成しております。
ネットリサーチ等では拾えない生活者の日常的な不満の声をモニタリング・分析することができるBIツールです。

・バイアスの無い意見を収集したい
・より解像度の高いN1を見つけたい
・商品開発や新規事業に繋がるような盲点となっている課題を見つけたい

上記のようなシーンで強力なアシスタントとなりますので、
課題感をお持ちの方はお気軽にお申し付けください。


【あとがき】

Insight TechはVoC(顧客の声)を起点としたサービス改善・開発のご支援をしております。データや分析ツールのご提供だけでなく、今回のようなレポーティングまでご一緒し、課題探索、施策立案、意思決定までをサポート致します。

「ちょっと思い当たるな」と感じられた方は、弊社が何の会社か忘れてしまう前に、是非お気軽に資料DL又はご相談ください。

【会社概要】
商号:株式会社Insight Tech(http://insight-tech.co.jp
設立:2012年6月19日
連絡先:03-3342-6710 / sales@insight-tech.co.jp  👈ご相談はこちら
事業内容:
マーケティング調査やレポート作成
自然言語処理・機械学習などの人工知能を利用したデータ解析受託
企業プロモーションやブランディングサポート
不満買取センターの運営

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