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K-1 こんばんは、ケニアで下痢です。

ハバリ!ケニアのこたろうです。

突然ですが、下痢です。

前々回のとんでもなくスーパーやらかした「マグロブログ」も、突然に始まりましたが、このお腹の酷さも突然に始まりました。どうも、下痢です。

到着してからはや2週目。到着3日目より腹部に異常を感じ始め、この1週間ずっと下痢です。わたくし、生牡蠣のノロウイルスにも当たった経験がありますが、その下痢の個人レコードを日々更新しております。下痢です。

お食事中の皆様、通勤通学中の皆様、大変下らない話で申し訳ありません。話の内容に反して、わたくしのお腹は絶賛激下り中であります。踏ん張るたびに水分量の多い便が、いやほぼ水が出ていくのであります。It's 下痢です。

素晴らしい文章をお書きになる方、なるほどと唸る投稿をされる方などがたくさんおられる、このnoteというクリエイティブな場において、ただの下痢の話で最初から最後まで通していいものでしょうか?しかしこのどうにも耐え難いこの下痢、ここで発散せねばどこでする?

トイレはすでに戦場と化しています。ここは一筆したためて、綺麗に水に流してやりたい!


ケニアで下痢になるとどうなるのか
 〜ナイロビ郊外Jujaの場合〜

まず、僕が置かれている状況についてここで整理しましょう。

僕は、ケニア郊外のJuja(ジュジャ)という町にあるJomo Kenyatta University of Agriculture and Technology(ジョモケニヤッタ農工大学:通称JKUAT)に滞在しています。

選挙で荒れている、という大使館の情報で身を引き締めていた僕ですが、Jujaの街はいたって平和。街中は牛やヤギも歩いていて、のどかな風景が広がっています。


ですが、そんなのどかさとは相いれず、僕のお腹はエマージェンシーです。とにかくゆるい。「あっこの感じは…クる!」と、厨二病さながらに小腸の動きに敏感になっている僕ですので、街中で「キた」ことを感じ取った時には瞬時にトイレレーダーを起動させるわけです。が、ない。

というか当たり前ですが、ケニア以外でも街中に公衆トイレがある国はあまりありません。台湾なんかだとトイレに入るのにお金を取られたりしますよね。

では大学にいち早く戻って研究棟のトイレを使う手か……と考えるでしょう。

甘い。ここはケニアです。まず第一に、トイレに紙が備え付けられていない。「ヤバイヤバイヤバイ!!!」とトイレに駆け込み、募る想いを吐き出したところで、その想いを拭き取ってくれる紙がないのです。

そして第二に、トイレが汚い。「金曜夜、終電前の新宿駅の個室」くらい汚い。あまりアフリカに来てまで汚い汚い言いたくないですが、とりあえず真実を描写すると、大学の建物内のトイレでも相当に汚い。もうちょっと頑張れよ〜おまえ〜〜と言いたくなります。

いや、むしろ普段使っているトイレが、事務の方のお手入れで清潔に保たれていることに感謝しなければいけません。ありがとうございます。


そんなわけで、用を足そうにも足せず、大学内にある住処・ゲストハウスに引き返しては、トイレのドアと向き合う日々を送っているわけであります。もう、しんどい。

しかしこの状況について文句を言っていても、何も始まりません。いえ、確かに下痢は突然に始まりましたが、終わらせねばなりません。ここは、皆様にお付き合いいただき、一つ一つ可能性を検証していきましょう。


可能性その1:水

アフリカ渡航の際、絶対にやるなと言われているのが「水道水の水を飲むこと」です。

上水道が通っているとはいえ、水道水は殺菌が十分ではありません。飲料としてはペットボトルの水を飲めと口すっぱく言われています。

僕は同じくJKUATに通う海外留学生たちとハウスシェア(ルームではなく、ゲストハウスを共有)しています。ケニアにしては素晴らしい環境で、南京虫もいないし、蚊帳もあるし、なにしろシャワーのお湯が出る!!

これ綺麗な方だからな!!!

東南アジアや中東を旅したことがある方ならおわかりかと思いますが、ゲストハウスやホステルでお湯が出るというのは、この上ない幸せなことなのです。水シャワーの修行をした、あのイランの日々が思い出されます。

そんなわけで、「お湯だ〜〜」とジャバジャバシャワーを浴びている僕ですが、そのシャワーにて日本人ならやりかねない、「無意識のうちにお湯を何度か口に含んでは吐き出す」という行為を行っていることに気がつきました。おっと。

加えて、洗顔や歯磨きの際にも蛇口をひねった水を、少量ですが摂取している可能性があります。おっとおっと。

でもな〜そんな僕のおなか弱くないと思うんだけどな〜〜。


可能性その2:食事

ケニア、めちゃめちゃに豆を食う!

上は食堂のごはん。米は「ピラウ」という、まあ言ってしまえばピラフです。そして豆。豆の何か?と聞かれたなら「豆である!」そう答えるしかない、豆。

そしてこちらは定食屋のごはん。
これはみんなで食べに行ったのでたくさん並んでいますが、奥までよーーくみてください。豆、豆、豆。まめまめしいな。

さらに!ルームメイトがほぼベジタリアンなので、家メシまで急〜〜〜にオール野菜食になった!!!こりゃーお腹びっくりするわ!!!

ちょっと思ったのは、ベジタリアンの人は本当にケニア旅行しやすい!ということ。

お店でご飯を食べても、家で料理をするにも、野菜を使った料理が多い!というのと、野菜がめちゃめちゃに安い!人参1本が5Ksh(=¥5.5)くらい。


でもこれって、先進国からきた僕たちからしたら、というだけの話なのかも。ちょっと考えてみましょう。

<ケニア>
僕の月のお給料:17,000Ksh(=¥19,000)
人参一本:5Ksh(=¥5.5)→0.029%

<日本>
日本の初任給:¥200,000
人参一本:¥50 →0.025%

です。あんまり変わらないですね。

それを考えればこないだのチキンカレー、鶏肉300Kshとか、めちゃめちゃに贅沢品じゃねえか......そりゃあタンパク源として豆食べるわ......。


結論:わからない

わかんねーーーーーーーよ!!!!

っていうかこれ、下痢の話でしたよね?「下痢から見るケニア」みたいな話になってませんか?

あれこれ考えてみましたが、全く解決しない。本当にわからない。

治らない、下痢!!!!!!!!!!


というわけで次回

1週間にわたる仁義なき下痢との戦い、後編!

「ケニアで下痢が治らないので、病院に行きました。」

いい加減止めてきます。下痢もうグッナイ!



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