見出し画像

#274 カウンセリング記録 23年07月 (H.Aさん6回目 2/2)

 昨日は23年2月から定期的に相談に乗っていただいているH.Aさんとのカウンセリングを受けてきました。の、先日の続きです。カウンセリング中は自分の本音を話すうちに涙ぐんでしまうことが多々あるのですが…。前回に引き続き、感極まったシーンについてまとめておこうと思います。

*離婚については以前より柔軟に考えている
 以前は「離婚は絶対する気はない。」と言い切っていた私ですが、絶対ない、というか「してはいけない。」と思っていたんだろうな、と今は感じています。

 夫は、付き合っていた頃、自分に自信のなかった私を存分に女性扱いしてくれて、ロマンチックな演出をたくさんしてくれました。しょっちゅう会いたがる私を上手にいなしてくれて、半同棲状態だったところから、結婚に向けてあえて実家に帰ってお金をためたり、非常に現実的に、ふたりが一緒になるための道筋を整えてくれました。

 結婚してからも、不器用ながらも、思い出の写真を一生懸命アルバムにまとめてくれたり、子を授かったことを心から嬉しそうにしてくれたり。けれど「二人だけの時間はもうおしまいなんだな。」と寂しそうにしていたのも知っています。

 そういう良い思い出をたくさんくれた、心根の優しい夫を大切にしたい、という気持ちはもちろんあります。けれどだからといって「夫との関係を絶対に続けていかなくてはいけない。」と決めつけるのも、それは違うよなあ、と。

 どんな人間関係であっても、義務感とか情だけでズルズル続けていくことがあまり良いこととは思えないので。

 「離婚してもいい。離婚しなくてもいい。」いろんな条件はとりあえずおいて、フラットな状態でその選択肢を見た時に、やっぱり離婚が(自分の中では)正しいな、と思うのであれば、それもまたひとつの道としてあるよな、と、今は感じています。

 逆にそう捉えておくことで、衝動的な離婚だったり、そういう望まない終わらせ方を防ぐことにも繋がるのではないかなあ。

*とはいえすぐすぐ離婚、とはまったく思えないし、そんな不義理な女になるのは自分が自分を許せない。
 
柔軟に考えられるようになった、とはいえ「じゃ離婚しよっか!」とは全く思っていません。少なくとも、夫が元気に、自分の心のメンテナンスを自分で上手にできるようになるまでは、ちゃんと応援していきたい気持ちがあります。

 そうなった結果、夫に対する気持ちが「やっぱりこの人とこれからもずっと一緒にいよう」と思うのあれば、それはそれで婚姻関係を続ければよいですし、その上でも、やっぱり私は一度結婚しているというステータスを捨てたい、と思うのであれば、それはその時に離婚について検討すればよい、という考えです。

 いまたくさん傷ついて辛い思いをしている夫を放り捨てて、自分は気楽な身分になる(まあ、金銭面や娘のことなど実際には気楽な身分、という話ではないのですが、あくまで精神面でのお話です。)というのはやはりできないかなと。

 そういう振る舞いをする人間にはなりたくないし、そういう道を安易に選ぶ人間を鈴木くんが好むとも思えないので…。
 
 そういう意味では鈴木くんを好きでいるおかげで、夫とのことをちゃんとしよう、という気力が保てているのかもしれず。かなり複雑ですが、自分なりにちゃんとエコシステムを循環させている(?)感じなのかなあ、という気はします。

*子どもを産む前に「いつかこの人(夫)を嫌いになる瞬間がくるかもしれない。」という悲しい予感があり、その予感通りで終わらせたくないという気持ちもある。
 娘を出産する前の「母親・父親学級」で、離婚率などの統計を見ながら「夫婦仲が急激に悪化する理由として、お父さんが育児に参加しないことでお母さんの不満が蓄積されるケースが多くある」という話を聞きまして…。(ので、お父さんは、積極的に育児をしましょうね。というお話でした。)
 
 それを聞いたあとに「そりゃあ子どもが産まれたらすごく大変だろうし。今は3組に1組が離婚する時代だからなあ。今は私もこんなに夫が好きだけど、もしかしたらこの人と同じ空気を吸うのも嫌!っていうくらいに嫌いになってしまうこともありうるのかな。」と感じて、ものすごく悲しい気持ちになったのが印象的だったのですよね。

 当時から、結婚式の手配についてなど「この人放おっておくと何もしないな。」という印象を持っていたりもあり。そうなりたくないから、頑張らなくちゃなあとも思ったりしていましたね。

 このままズルズル夫との関係が悪化したら、まさしくその予感どおりのことになってしまいそうですし、もし、夫とのことがそうして終わってしまうとしたら、たとえ私が新しいパートナーとやり直せたとしても、私が変わらない限りは同じような結末をたどるのではないかなあ、という予感もどこかにあるのですよね。



 他にもいろいろ感銘を受けたシーンはある気がするのですが、時間が経過したのでだいぶ忘れてしまいました。やっぱり箇条書きだけでもすぐまとめておくべきですね。

2023.08.02 いて(⁠元ていこ⁠) 2,087 文字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?