見出し画像

#219 自分をまるごと愛すること

 

 憧れの鈴木くんとの関わり方について、ここ最近は、信頼しているカウンセラーさんにずっとメールにて相談をしていました。自分の判断や感覚が的外れではないのかどうか。自分のしていることが正しいことなのか、間違っているのか。どこまでが許されて、どこまでが超えてはいけないラインなのか。これまでの人生、『まっとう』な進み方しかしてこなかったので、一歩間違えたら後ろ指さされるかもしれない、誰かを傷つけるかもしれない、という今の状況の不安定さにひとりでは耐えきれず、そのカウンセラーさんに話を聴いてもらうことで、なんとか日常生活を維持している感じです。

 メインの相談内容はもちろん、憧れの鈴木くんとのこと、なのですが、最近は、私の両親や夫とのこともよく話題にあがります。そして、その中で、夫との関わりについて大きな発見がありました。

 口がキツかったり、マイルールにうるさかったり、他人に対しての評価が厳しい夫に対し、私は「この人が変わるのを期待してはいけない。」とずっと思ってきました。そのうえで、じゃあ、私自身が変わっていくしかないと考えた時、できうるのは

1)夫をまったくイライラさせないくらい、よく気のつく女性になる。
2)夫からキツイ口調で責められても、右から左へ受け流せるくらいの動じない心を持つ。
(もしくは、最終の奥の手、ではありますが、夫の暴言がBGMにしか思えないくらい夫への気持ちの入れ込みを薄める。徹底的にただの同居人と割り切り、心に入り込ませない。好きの反対は無関心、という次元に持っていく。)

の2択しかないと考えてきました。でも、1)に関しては、何か夫をイライラさせてしまう度「自分、根がズボラだし気遣い下手だし、いつまで経っても夫の基準には達しないよなあ……。」と虚しくなってしまいますし、2)に関しては、なるべく自分を甘やかして、いつも心に余裕を持つよう努めてはいても、やはり人間なのでいつもいつも心にゆとりを持った状態でいるのは難しく……。また、夫への関心を極限まで下げてしまうと、今度は寂しがりで気づいて欲しがり、配慮してほしがり(というより配慮することが当たり前と思っている。実際、夫自身はそういった気遣いが得意ではあるので。)な夫としては、「どうしてこんなこともわからないの??」「気づかないの??」とますます嫌な気持ちにさせてしまうのはわかるので……。

  
  これは積んだな/(^o^)\

 と半ば、努力を放棄しよう、日々をなんとかやり過ごせればそれでいい……成るように成れ……、という境地にいたところ、カウンセラーさんからの天啓をいただいたのです。

 傍から見たら、欠点だらけだったり、性格が悪いように見えても、なぜか周りから好かれ、大切にされる人がいます。なぜだと思いますか。それはその人自身が、欠点も全て含めた自分自身をまるごと許容して、愛しているからです。

 ずっと、夫との関わりにおいては、自分がレベルアップしていかなくては仕方ないと思っていました。もっとより善い、洗練された大人の人間になっていく必要がある。だけれど、それは非常に険しくしんどそうな道だなあ、とも感じていました。

 いてさん自身が欠点と感じている部分も、まずは自分自身が受容してあげましょう。そうすると、夫さんがイライラしていても、いてさんは必要以上に自分を責めなくなります。夫さんのいてさんへの対応も、すこしずつ変わってくるはずですよ。

 カウンセラーさんにそういったメッセージを頂き、そうかあ……。私が目を向けるべきだったのは、何か付け加えていくこと、成長していくことではなくて、自分の今ある駄目なところを受け入れていくこと、だったのだなあ、となんだかすごく腑に落ちた気がしました。

 といっても、どういう状態が『自分の欠点も含みまるまる受容する』状態なのか?は、まだあまりわからずですが……😂😂(自分としては、自分を責めない・甘やかすというのを、これまでも意識してきたつもりだったのです。)

 ただ、夫との関係で、なかなかコレといった希望がなく暗中模索だったところに、ひとつ目指すべき指針が見えてきたことで、心にかなりゆとりが生まれたなあ、というのは感じます。


2023.05.21  いて(元ていこ) 1,756 文字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?