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映画「ジャッジ!」

永井聡監督映画「ジャッジ!」を観ました。
以下内容にガッツリ触れつつ感想をつらつらと書いていきたいと思います。僕は好きな作品でした。


ストーリー


主要なキャストやおおまかなストーリーはコチラから。
大手広告代理店の社員が国際広告祭の審査員をするというあまり類を見ない内容。もっとくだけて1行で表すと、名前がほぼ一緒というだけでスケープゴートにされた主人公が正義を貫いて本当に良い作品を”ジャッジ”するというハッピーエンド作品。細かい設定や伏線も少しあってしっかり回収しててジャンルは”コメディ”になっているんだけど、コメディ要素はそこまで多くなかったと思う。コメディあったのかな?僕はそこまで笑えなかった。笑

でも、笑えなかったっていうのはクスッとかがなかったというだけで、ストーリーはものすごく好きでした。最終審査のシーンはちゃんとシリアスな雰囲気が出ていて拙い英語によってまたさらに一生懸命さが如実に表れていますよね。

ストーリー的に実際意味があまりわからなかったところもありまして、大田ひかりちゃんが太田くんに落ちるっていうところですよね。あんなに毛嫌いしてていきなりあんなことになります?00年代に一般女性がエガちゃんを見るような目つきしてましたよ。トイレで盗み聞きした内容とか、実は熱意だけは人一倍あるけどアホすぎて実にならないところとか今までの太田くんの陰の努力を暗に認めていた可能性は秘めてましたけどね。にしてもあんな綺麗なお姉さんがダメダメ社員に惚れ込むかね?確かにサンタモニカに移ってからの成長は2007年佐賀北高校の甲子園での成長をみるようでしたけども。



キャッチコピーについて


僕は何の事前情報も特に入れずに今回観たんですけど(公開当時はめちゃくちゃ映画館で観たかった記憶アリ)、映画を観終わっていろいろ見てみたらキャッチコピーが

「恋と仕事。人生最大の審査(ジャッジ)!」

って書いてあるじゃないですか!
完全にお仕事だけフィーチャーしてたって!!笑
まあ上でちょろっと書きましたけど、大田ひかりちゃんが一方的にじゃん!しかも”恋と仕事”って書くなら主人公がそれを選択する立場にあるって思いません?僕はこのストーリーに関しては無駄に恋愛要素がなくて大正解だと思ったのですが、このキャッチコピーはなんかなぁ、、、って感じです。映画の舞台が広告代理店なんだったら尚更。



キャスティングについて

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もう知ってる役者さんばかりで、テンポもよかったのですがやっぱり気になるのが北川景子さん。めっちゃくちゃ綺麗でスタイルもよくてルックスは最高。でもなんでかわかんないんですけど、引っかかるんですよ。小骨が喉につっかかってご飯飲み込んでも取れないっていった感じの。

わざとらしいっていうか、仕事ができるオンナのツンデレ感を出したかったのかな、あれでよかったのか、うん、あれでよかったんだよきっと(錯乱)

僕の大好きな伊藤歩さんがちょろっと出てたんでハッピーでした。


総括


時間も110分くらいで丁度いいし、小さいことの積み重ねがあってのラスト20分でだんだんと押し寄せてくる高揚感、久々に味わいました。あと作中のトヨタのCMくっそ良かった。CM好きの僕は大納得のグランプリでしょう。好きでした!ニャーニャー!


ジャッジ!
監督:永井聡
2014年公開

92点

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