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2021年11月27日に絶頂から奈落の底に落とされた話

事前情報として僕は音楽が好きだ
そしてスポーツが好きだ
何よりもその中で野球が一番好きだ
日にちで気づいた方もいるかもしれませんが、今回綴るのは友人とのそんなお話

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結果的に友人と二人でこうなりました




大相撲九州場所十四日目


最高の始まりは大相撲から始まります。
小さい頃から野球やソフトボールをしてきた僕にとって、プロのスポーツマンを本当に全員尊敬していて、その中でも力士はかなり上位に食い込みます。


僕は28歳なのですが、昔は学校から帰るとテレビでよく相撲が流れていたなぁという記憶があります。そして当時のスポーツの嗜好はプロ野球のみだった。将来の夢は「プロ野球選手」とかいうテンプレ小学生だったし、実際同級生とかに相撲好きっていう人はほぼいなかったと思う。学校での会話なんてだいたい「昨日のバク天観た!?」「先週のエンタ観た!?」の一点張りだった。当時のスター選手といえば朝青龍関なのかな。バク天でいうとレイザーラモンHG。エンタでいうと陣内智則。


そして、歳を重ねるにつれて僕は身体が大きくないことを悟り始めた。
と同時に運動神経が良い自負があったものの自分ができないスポーツをする人ってやべえなって思うようになった。これは高校生の時に完全に思ったかな。ラグビー部や水球部があって、試合を観て身近に感じた。






「あ、好きぃ〜〜〜〜っ」






って。
イッたわけでもホモでもない。教室内で馬鹿話をしていた友達がフィールドに出るとプロスポーツ選手のように見えたのだ。声を出して応援することもなく、一瞬の輝きも見逃さないぞ、と言う感じでただただ舞台を眺めていた。

かなり話が逸れた。

何が言いたいかと言うと、自分ができないスポーツを生で観るととてつもなく感動してしまうのだ。その中でも自分ができないスポーツの最高峰が「相撲」。
ようやく本題に入りますね。




久しぶりの九州場所生観戦。前回観たのは3年前。
一昨年はシンプルに行くタイミングがなくて、去年は新型コロナウイルスの影響で両国国技館開催。今年は目を光らせてチケット販売のタイミングの時を待っていた。学生のときに行っていたイス席なんてもったいない。社会人になって多少お金に余裕ができたのでマス席を購入。この時点で僕のテンションは最高潮に。
※マス席・・・お座敷スタイルで観るボックス席のようなもの

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生で相撲を観たことがない友人とともにマス席で十両の取組くらいから観戦。もう最高でしたね。マス席が心地よかったし、元稀勢の里の荒磯親方とすれ違ったりもした。この日のNHK相撲中継の解説だったらしい。友人もかなり楽しんでくれていた。

そしてこの日の最大の見どころは結びの一番の横綱照ノ富士関。勝てば九州場所幕内優勝を決めます。いやー、この日ばかりは十四日目をチョイスした自分を褒めたいですね。日頃の行いが良かったのでしょう。九州場所圧倒的な力でここまで優位に進めてきた横綱。この日も何の不安もなく相手に土をつけ、優勝しました。生で優勝を観れたのはもちろん初めて。

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この満足感に浸る間もなく、続いての最高スポットDRUM LOGOSへ。






SPECIAL OTHERS 15th Anniversary




ここ5年ほど僕が一番好きなミュージシャン、SPECIAL OTHERS。
通称スペアザ。
初めて観たのは2015年末くらいだったかな。スペアザファンからしたらかなり遅い部類。存在だけは知っていたものの、全く聴いてこなかった。ひょんなことからどハマりして今に至る。福岡に来る時は必ず行くように心掛けています。

知っている人はわかると思うのですが、スペアザはインストバンド。ほぼすべての楽曲に歌がありません。歌がなくて踊れるっていう点で僕はインストバンドが大好きなのです。ライブキッズのみなさん、今一度胸に手を当てて目をつぶって思い返してみてください。


一番モッシュするタイミングはどこですか?


そうです、イントロですよね?
偏見なのはさておき、インスト曲って爆踊りできるんですよ。
そしてインストバンドって本当にライブバンドしかいない。


ではここで、スペアザのツアーが決まった時の僕のリアクションをご覧ください。








「っしゃああああああああああああああスペツアー決まったあああああ」
「福岡は...11月27日か、おっLOGOSじゃん。じゃあチケットも余裕あるな」
「ん?11月27日ってなんかあったな」
(スケジュールアプリチラー)
あああああああああああああああああああああああ!!!!!








というわけで、大相撲九州場所が行われていた福岡国際センターからDRUM LOGOSへ車を飛ばします。相撲の終了時間は18:00、ライブの開演時間は18:00。まあこればっかりはしょうがない。十四日目のマス席の方が価値が高い(金額的にも)ので、1,2曲観れなかったが無事ライブハウスにイン。

スペアザ観るのも1年ぶりとかだったし、なによりライブ自体結構久々だったと思う。非常に良かった。メジャーデビュー15周年ツアーだったので、アルバム、EPタイトル曲をリリース順に披露していくというセットリスト。スペアザはアルバムタイトルと同じタイトルの曲が必ずあるのです。僕はThe Guideという曲がかなり好きなので、Guideのイントロ流れた時はどんぐりたけしのテンションで「POW!」って心の中で叫びましたね。The Guide気になった方は聴いてみてください。


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こちらは物販

さて、ここから奈落の底に落ちることも全く想像することなく
僕は友人を助手席に乗せて友人宅へ。二人して上機嫌である。








日本シリーズ第6戦




冒頭でも話をした通り、野球が一番好きなのである。
今も草野球やソフトボールのクラブチームに所属している。
そしてプロ野球にうるさい。口が悪くなる。



セリーグ優勝の東京ヤクルトスワローズ
パリーグ優勝のオリックスバファローズ



両チームともに前年は最下位という史上稀にみる日本シリーズということもあり、例年以上に盛り上がったのではないかと思います。世間的には。僕はヤクルトも好きなのですが、どちらかというとバファローズの方が好きでしてここまで5戦ともある程度観ていました。



そしてヤクルト3勝オリックス2勝で迎えた第6戦。ここまで全試合2点差以内の拮抗した試合。僕らはLOGOSを出てから友人宅に向かう車内で地上波の中継を観ていました。そして家に到着してからもずっと。



結果はご覧の通り、ヤクルトが延長12回表に勝ち越しを決め、日本シリーズ制覇。
まあ、いつもならそんなにブチギレないですよ。素直に決勝打を放った川端はやっぱチャンスヒッターだなって思いますし!?試合展開も息詰まる投手戦でぇ!?





ブチギレポイントその1:9回裏の攻撃

あのですね、仮に何も知らない人が読んでくださっていたとしてガン無視で綴りますね。マジでこの攻撃が意味わからない。野球好きな人いたら思い出しながら読んでほしい、そしてなにかコメントがあれば残していただきたい。


6番:モヤ 四球
この日スタメンのモヤはここまで3-0と当たっていないが、一発があるので首脳陣もそれを期待している。セットアッパー清水が回跨ぎをしたことが影響しているのか、威圧感に気圧されたのかはわからないが、モヤに四球を出してしまう。ここでサヨナラで勝負を決めたい首脳陣モヤに代走を送る。モヤモヤポイントその1。後述します。




0アウト1塁(佐野)
7番:紅林 犠打
うーん、まあまあ納得いかない。なんのために今までシーズンで紅林を起用してきたのか、と。でもまあ大半の人間がバントを選ぶんじゃないですかね。

「コイツ結果知ってるからヒッティングしろっつってんだろ」

そう思いましたね?まあ良いでしょう。笑
ここでもモヤモヤポイント出します。その2です。




1アウト2塁(佐野)
8番:若月⇒代打:大下 見逃し三振
これに関しては、大下の意外性に期待したんだと思います。現にほっともっとフィールド神戸でミラクル二度ほど起こしてますからね彼。結果は三振だったのですが、見逃し三振だったのでいかんせん印象が悪すぎた。友人とブチ切れてました。ここだけは首脳陣の選択が間違ってなかっただけにいただけなかった。本人の問題。これを糧に頑張ってくれ大下。福岡出身だから応援しています。




2アウト2塁(佐野)
9番:太田⇒代打:ジョーンズ 申告敬遠
はい、アホとしか言いようがない。
まずジョーンズをチョイスしたことではなく、太田くんに代打を出したこと。もう意味がわからない。プロ野球選手なんてみんなヒット打てる能力あるんだから。しかも相手は清水。初対決とかじゃないのかな、ここはちょっと覚えてないですけど、対策とかロクに両者あるわけじゃない。相手が先発投手じゃないなら代打でバッターボックス向かう気持ちでいったったらええんですよ。
んでこの場面書きたいことが多すぎるんですけど、すいませんね。ジョーンズがなぜいけなかったかっていうとそりゃ1塁が空いているので申告敬遠されるからってことで、またジョーンズはマクガフに残してほしかった。シリーズ中もマクガフからHRを打っているし、なんといってもマクガフがジョーンズ相手に投げにくそうにしていた。これはかなりオリックスにとって優位な組み合わせ。延長になれば必ずマクガフは登板してくる。これも野球ファンならみんな思ったことでしょうけど。

案の定敬遠されてジョーンズの代走に山足が送られる。正直これも意味がわからない。ジョーンズをここで残せなかったのか。ジョーンズ指名打者にして、佐野に代わって山足がセカンドの守備につくっていう交代の案はなかったか?

古田敦也が以前言っていたんですが、アベレージヒッターは怖くない、と。長打力のあるバッター、HR バッターが怖い、と。

この9回にどうしても勝ちたいがために軒並み選手を出してしまって、挙げ句の果てにジョーンズなんか歩かされてそのままベンチに戻るというようなことをしてしまった。結果HRバッターがベンチにいない状況に。モヤもおろしてしまったし、ジョーンズさえも。モヤおろすならジョーンズはどうにかして残して欲しかった。



2アウト1,2塁(山足、佐野)
1番:福田 中飛
何事もなかったかのように3アウト、延長戦へ。




ブチギレポイントその2:"第6戦"ということ


あのね、負けなければ良いんですよ。引き分けでも明日がある。なんて戦い方をしているんだ。オリックスバファローズ。12回表に吉田凌にスライダーを多投して勝ち越されるなんて。。。
2アウトランナーなしからですよ?辛いってもんじゃない。選手、首脳陣が一番分かってることでしょうけど。

そして12回裏もやっぱりマクガフが出てきた。ジョーンズがいたらなあって本当に盛りなしで10回は思った。せめて引き分けにできた。絶対に。




ブチギレポイントその3:明日も野球が観たかった


これに関してはただの感想なのですが、結局これに尽きます。次の日も野球が観たかったからブチギレてるんですよね。次の日も友人宅で日本シリーズを観る予定だったのです。だいたい、12回表が2アウトまでいった時点で「次の日も野球が観れる!最高!」からこうなったんですよ!奈落の底に突き落とされたでしょ??

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あとがき


おわかりいただけましたかね。この最高の一日からの落とされよう。まあ人によっては大したことないじゃないって思うかもしれませんが、仕事で疲れた身体を癒すのに必要なのは娯楽なのです。それが僕の場合「野球」。シーズンを一日でも長く楽しみたい。そんな気持ちがこの悲劇を生みました。あれから2ヶ月が経ったのに、これを書いていて思い出すだけでもイライラがまた溢れ出してきました。水見式の強化系のようにね!

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