ペイン・キラー 第1章

rt18 wt50

アメリカで起こった痛み止めの話。ネットフリックスでもドラマ化されています。

アメリカでは、2021年の時点でオピオイド(麻薬性鎮痛薬)の過剰摂取で亡くなった方が、20年間で25万人とのこと。

すごい数です。増え続ける間に対策しなかったのかと不思議ですが、政治家や国家議員の方の中にもいい思いをした方々が多くいたのかもしれません。

1990年代半ばに「オキシコンチン」という特効薬がでたことで、鎮痛薬による死者が増え続けることになります。

開発したのは、パーデュー・ファーマ社
創業はサックラー家です。

この薬には、通常使われている倍以上の麻薬が含まれており、効果も長続きする作りになっていました。そのため、オキシコンチンを一錠とれば、ハイになれてしまうわけです。

それを知ったティーンエージャーの間で広まり、2000年の春にはアンケートをとった高校の2年生で28%はオキシコンチンを試したことがあるという結果がでています。

恐ろしいが、現実です。

麻薬取締局では、オキシコンチンを強力で依存性がある鎮痛薬の部類に分類していました。また、アメリカの法律では製造者から販売者、医師や薬局と追跡できなけれはならないそうです。しかし、これが機能していなかった。

若い人の過剰摂取者が増えたことで、依存症で病院に運ばれる患者も増えていきます。

そんな状況に驚いた医師が調査をしたり、パーデュー社に問い合わせを行っていますが、パーデュー社が政府機関への報告を遅らせていたりしている間にも患者は増え続けます。

2007年にパーデュー・ファーマ社は有罪を認めています。しかし、その後も続いていたのを知ると甘い蜜を吸っていた人が多くいたんだろうな〜

どこでも起きうる、自分の身にもおきうる話だなと思って読みました。

どうなったのか気になるので、最後まで読んでみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?