牛

空手の道も一歩から。さぁ牛だ!【今もプレイしているレトロゲーム】

 今月のお題その1は【今もプレイしているレトロゲーム】。このお題だとおそらく「昔からものすごくやり込んでます!」とか、「スコアアタックを極めました!」といった記事が期待されているのかなと思うのですが、残念ながらオレがこれから書くのは、そういう類の文章ではぜんぜんなくて。

 ライターデビューする前の大学生の頃だから、もう30年ぐらい前になるのかな。当時のゲームセンターでもやや異彩を放っていた、とあるアーケードゲームが気になって。その後も見かけるたびにプレイしていたら、じわじわと上手くなっていって、そこそこ先へと進むことができたのですが。

 そんな感じでなんとなくプレイを続けて、21世紀に入ってからも、ゲーセンのレトロコーナーで見かけるとプレイしたりして。それがいつのまにか、この仕事をしていてもゲームセンターに行くことが少なくなり、気がつくとゲームセンター自体もだいぶ減ってしまい。

 そんな時にコンシューマのアーカイブ配信でリリースされたので、久しぶりにプレイしてみたら、やっぱりイイ感じに熱くて、でも適度にユルくて楽しいんですよ。オレにとって『空手道』は、そういう距離感で愛しているレトロゲームです。

タイトル

技あり

瓦割り

▲そんな感じでプレイしていたので、メーカーもぜんぜん意識していなかったのですが、改めて見てみるとじつにデータイーストっぽいというか、後のキテレツなデコゲーの萌芽みたいなところもありますね(開発は『くにおくん』シリーズのテクノスジャパン)。

 というわけで以下の有料部分では、自分が『空手道』のどのあたりに魅力を感じているのかを、つらつらと語っていきましょう。

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