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香りの世界を探してno.1 海の香り編

海に行って、最初の波の香りを探すとしたら?

海の香りは、どこからきているのだろう。小石の香りだったり。海藻だったり、塩水だったり、生物だったり、砂だったり、色々な海の中と外の動きが一つになって一つの波や海の香りになっているのかもしれない。

記録と香りとの関係

海の香りに気づいて、一番最初に思い出す記憶はなんだろう?

何かの香りをがいだ時に、思い出や感情が蘇る事をプルースト現象といいます。認知症の方に、昔の思い出を思い出させるために香りを使うこともあるそうです。音楽でもありますが、香水やお花だったりの香りをかいだときに記憶と結びついて、今までは全く思い出せなかった家族のことなどを思い出すことがあるそうです。お花の香りをかいでガーデニングをしていたお父さんを思い出したと言っていた人などがいたりなど。香りは、記憶を戻す鍵や薬になることができます。

海から採った食材を食べる。

味は、辛み、苦み、甘みなど以外の9割が香りで感じています。味の調整をせずに、そのままの素材の味を活かしたら、海の香りを食べることによって感じられるかもしれません。

海で採れる香水の材料

香水には、いろいろな素材が使われています。いい香りの香水には、排泄物が入っていることもあります。強い香りといい香り2つを一つにすることによっていい香りになるのかもしれません。

海で採れる有名な香水の材料といえば、龍涎香です。

龍涎香は、クジラの結石。クジラが、消化できなかったエサが腸内で結石化したものです。少し手で触ると長時間たっても手に香りが残っているそうですよ。

もし、自分の海の香水を作れるとしたら何を入れる?

ぜひ海の近くを歩いたり入ったりしながら考えてみて下さい。香水は、つける人によって、環境によっても、同じ香水をつけても香りは変わります。自分用だったら、思い出の素材を使ったり、近くの海で貝から石ころまで香りを嗅ぎながら探してみてください。

海を見方はたくさんあります。色々なことが一つになって海と呼んでいるから香りもその中の一つであっていいはず。美しい海のことを思い出す一つのきっかけになれますように。

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