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思春期のこどもを持つ親のシンドサ(その1)

鹿児島の実家のすぐ隣に、母の弟(叔父)が住んでいるが

昨年8月末になくなった。83歳だった。

この叔父は、母と12歳違いで、8人兄姉の末っ子。


よく母の面倒をみてくれたから母が日常的に困らず

一人暮らしを続けてこれたと感謝している。

自分より12歳の年下の弟が亡くなったのは

母には相当ショックだったようだ。


叔父が亡くなって

一人残った叔母から相談を受けたことを

書いてみようと思う。


叔母には息子が2人いて、それぞれ結婚した子どもがいる。

次男がすぐ近くに住んでいて、長男は鹿児島県内だけれど、

県北の車で3時間くらいかかるところに住んでいる。


叔父のお葬式の時に、久しぶりに長男家族にあった。

長女は大学4年生で今春卒業で就職も決まっているとのこと。

長男は、高校1年生とのことだった。



ごく普通のサラリーマンの4人家族に見えた。


叔父のお葬式が終わった後、

いとこの長男が叔母やいとこの次男に初めて話したことが


息子の不登校と家庭内暴力だった。

中3の秋頃から不登校が始まり、その後

家庭内暴力が始まってもう1年半以上になるらしい。


息子の感情を逆なでしないようにと

家族がビクビクしながら暮らしていて、

疲弊しきっているとのことだった。


思春期外来の専門病院に通ってはいるようだけれど

解決の出口がみつからず、

もうどうしていいかわからないと打ち明けたとのこと。


たしかに叔父のお葬式の時

いとこが疲れているな・・と感じたのだけれど

50代は、仕事の忙しい時だから・・と思っていた。



まさか、家庭内暴力で悩んでいたとは!

叔母も話を聞かされ晴天の霹靂だったようだ。


叔母も周囲には黙ってきたのだけれど

息子家族のSOSに少しでも力になりたいと

時々息子家族の家にサポートにいっていたようだ。


なにせ、車で3時間くらいかかるので、

70台後半の叔母が運転していくのは難しく

いとこの次男が送っていったりしていたけれど

仕事で毎回とはいかず、

困り果てて私にSOSを出してきたのだった。


「車で送ってほしい」

と頼むにも理由を言わないわけに行かず

孫の家庭内暴力についても話さざる終えなかった

と言っていた。


けれど、誰にも話せない苦しさから開放された

ようで、その後、シンドイ思いを話すので話相手になっている。


「ひとりで抱えないで誰かに話しをするのは大事だな・・」


と改めて感じた。


叔母と話をしていて客観的な立場から

感じたことがある。


私も息子が高校3年生の6月に高校を退学した

経験があるので、思春期の子どもを持つ親の

シンドサは少しは分かっているつもりだ。


自分の経験と当時のことを息子と話した

経験からわかったことがある。


長くなったので、次回へ。

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