緒 真坂 itoguchi masaka

新刊は「1979年の夏休み/下半身の悪魔」他全12冊。NIIKEI文学賞ライトノベル部…

緒 真坂 itoguchi masaka

新刊は「1979年の夏休み/下半身の悪魔」他全12冊。NIIKEI文学賞ライトノベル部門審査員特別賞。USEN朗読文学大賞奨励賞受賞。ネットでは、amazon、めがね書林。リアルでは、中野ブロードウェイ3F、タコシェ。渋谷ヒカリエ8F、〇〇書店にてめがね書林にて販売。

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「1979年の夏休み」あとがき 三ツ矢サイダーと夏の青空

 私の新刊「1979年の夏休み/下半身の悪魔」が5月10日にAmazonから発売されます。めがね書林では、4月27日(金)より先行発売します。サイン本です(送料別)  詳細は、めがね書林のサイトをご覧ください。  また、渋谷○○書店にて、5月3日(水)と5月6日(土)めがね書林が店番をしますので、私も付いていきます。新刊を並べ、そのときご購入いただいた方には、サインをします(時間は各日とも12時~午後3時。時間にご注意ください)  ご都合のよろしいかたは、ぜひ、お越しください

    • 「通り雨のように/ミッキーの薬屋」

      〇月〇日  昨年末あたりから書いていた短編をまとめて新刊を企画中。できるだけ多くの人に読んでもらえるように、安価な価格設定にしたい。ただそうすると、その分ページ数が少なくなる。  タイトルは決まっている。 「通り雨のように/ミッキーの薬屋」。  通り雨のように、人の営みは過ぎ去っていく。 「通り雨のように」は、こんな作者の感慨から生まれた短編です。 *画像はイメージです。

      • 昔の窓ガラスは

         昔の窓ガラスは、ガラス越しにこんなふうに景色が歪んだ見えた。

        • 韓流をめざしていたのに、アキバ系になっちゃう

          「韓流をめざしていたのに、アキバ系になっちゃう。どうしてなのだろう」  と鏡を見て、妻くんは髪型をいじっている。  知らんがな。

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        「1979年の夏休み」あとがき 三ツ矢サイダーと夏の青空

          渋谷ヒカリエ8F、12時~15時、渋谷○○書店で、めがね書林が店番をします(告知)

           告知です。  4月28日(日)、渋谷ヒカリエ8F、渋谷○○書店で、12時~15時、めがね書店が店番をします。 私も行きますので、緒真坂の本を購入いただいた方に、その場でサインいたします。  2冊購入いただいた方にはさらにミニプレゼント。  お忙しいとは思いますが、ぜひお越しください。

          渋谷ヒカリエ8F、12時~15時、渋谷○○書店で、めがね書林が店番をします(告知)

          サクッと

           この絵、何だかサクッとキモかわ。

          園田光慶「ターゲット」

          〇月〇日  園田光慶さんという漫画家を知っているだろうか。その昔(60年代~70年代)「あかつき戦闘隊」「赤き血のイレブン」を描いて、人気を博した人である。  すでに亡くなっている(1940年- 1997年)  この作者の「ターゲット」をずっと探していた。絵の雰囲気からさいとう・たかをさんが作者だとばかり思っていて、その著者名で捜していたのだが、古本屋で見つからなかった。見つからないはずだ。作者名を間違えていたのである。  その昔「少年サンデー」に連載され、夢中になって読ん

          園田光慶「ターゲット」

          古書店が閉店するのは、とても残念だ

          〇月〇日  豪徳寺にある古書店、幻華堂が閉店すると聞いて行ってきた。頻繁に通っていたわけではないが、古書店が閉店するのは、とても残念だ。  エドガー・アラン・ポーの伝記や文学界のプルーストの特集号、高橋たか子さんの小説等を買ってきた。  

          古書店が閉店するのは、とても残念だ

          現金でのお支払いができません

           〇月〇日 「現金のみ」と表記されたお店はまだまだ多いが、「現金でのお支払いができません」というお店も増えてきた。  これらのお店は、これからもっと増えていくだろう。  〇月〇日  東武デパート(@池袋)の階段。初めて降りた。結構ダイナミック。そのまま外に出られるのだ。 

          現金でのお支払いができません

          「体重計にだまされたッ!」

          〇月〇日 「体重計にだまされたッ!」  と朝から妻くんが騒いでいる。妻くんは、朝起きると二回体重計に乗るのである。二回乗るのは、確認のためだそうだ。  一回目は一キロ下がっていた。喜んだ。二回目に乗ったら、昨日の体重に戻っていたというのである。  何のこっちゃ。 〇月〇日  どうでもいい話。  洋画を観る場合、邦題と原題を確認するが、昔は邦題の記憶しかないことが多い。  ちょっと思い出して、確認してみた。ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ主演「恋におちて」  原題

          「体重計にだまされたッ!」

          雨空

           日曜日。部屋の中で、朝から本を読んだり、番組の録画を観たりしてだらだらしていた。 「お昼、マックかケンタのデリバリーにしようか」 私が言った。 「そうねぇ」と妻くん。 「どっちがいい?」 「そうねぇ」   妻くんの反応は曖昧だ。  私の頭に、急につけ麺が浮かんだ。 「つけ麺はどう?」  歩いて10分ほどのところに美味しいつけ麺屋があるのだ。つけ麺屋に行くならば、外に出てもいい気がする。  結局、つけ麺屋に出かけた。長い行列ができていた。人気店なのだ。食べ終って、店を

          「NIIKEI文学賞2023」が発売になりました。

          「NIIKEI文学賞2023」が電子書籍にて発売になりました。  Amazon、楽天にて購入可です。  ライトノベル部門、審査員特別賞をいただいた私の短編「アッシュ」も収録されています。  新しい書き手たちのショーケースとしても、ぜひご一読ください。 選評:西崎憲さん  ライトノベル部門の大賞は「アッぽりけ」吉田棒一になった。ライトノベルの賞ということでまずライトノベルとは何かということを選考委員のあいだで話しあう必要があるようにも感じていたのだが、そのような思惑が一瞬で

          「NIIKEI文学賞2023」が発売になりました。

          また視聴してしまった

          〇月〇日  土井裕泰監督「花束みたいな恋をした」は好きな映画の一本だ。また視聴してしまった。  この映画に惹かれる理由は何だろう?   さりげない日常が輝いて見えること、軽妙な会話、有村架純さんの魅力。 〇月〇日  漫画の神様、手塚治虫センセの本は、子供の頃、さんざん読んだので、勝手にわかった気になっていたが、いやいやそんなことはない。面白い。いま改めて読み直したい。 〇月〇日  鈴木啓之「東京レコード散歩」  昭和歌謡は普段聴かないのだが、東京の街についての個人的

          また視聴してしまった

          「と言うか、迷惑そうかな」

           メダカとミナミヌマエビを飼っている。春が近いし、もうすぐ産卵の季節にもなる。  ソイルを変えてそろそろ一年になる。  水槽の水も汚れているし、水質改善のためにソイルの全取り替えをした。  ソイルの全取り替えは結構大変である。  半日かかった。  メダカとエビを別の器に移し、水槽の水と土を全部出す。その上で、新しい土と水を入れ替える。  ようやっと終わって、妻くんに尋ねた。 「メダカとエビ、うれしそう?」 「と言うか、迷惑そうかな」 妻くんは言った。

          「と言うか、迷惑そうかな」

          世界に一冊しかない本になる

          〇月〇日  昭和の雰囲気の喫茶店が好きだ。  店に入ると新聞や雑誌が置いてあって、店主が買って読んだであろう小説の単行本が書棚に収まっていたりすると、なおいい。  いい感じに枯れた店主が多い。お人柄が偲ばれる。 〇月〇日  本は発行した部数だけ、同じ本が存在している。つまり同じ著者の同じ出版社から出た同じ版の本は、どれも同じだと思われている。  でも、その同じ本を世界にたった一冊の本に変える方法がある。  それは、気になる一文、気に入った一文に傍線を引くことだ。あるいは

          世界に一冊しかない本になる

          「芥川賞って何?」

          〇月〇日 「芥川賞って何?」  と以前、職場で聞かれたことがあった。  芥川賞、直木賞の発表は、ネットのトップニュースになるし、本が発売されれば、ベストセラーにもなる。世間が知っている小説の賞ではおそらくもっとも有名な賞だ。  私はその質問に驚いたが、よくよく考えれば、知らない人のほうがメジャーなんじゃないかという気がする。  本と言えば小説を指す。本屋に行けば文学及びその周辺ジャンルの棚を回る。いや。そのジャンルの棚しか回らない。1月、7月になると、何となく芥川賞、直木賞

          「芥川賞って何?」