見出し画像

鉄腕アトムなんですごい未来の設定の話だと思っていたのに、2013年と書かれていて、ああ、もうとっくに過ぎてしまったのだな、と思う

〇月〇日

 中古レコード屋に入るときは、どんな店でもワクワクする。
 ずいぶん昔のことだが、レコードマップを片手にさまざまな中古レコード屋巡りをしていた時期がある。
 高円寺(だったと思う)のノイズミュージック専門店に入った。狭い店だったが、低い音量で、不穏なノイズが店内に満ち、テーブルの上にコンクリの岩が置いてあった。「岩の中にカセットテープが入っています。割って聴いてください」とポップがついていた。
 ノイズミュージックの総本山、アルケミーから出ていたCDを買っていてノイズには興味があったが、さすがにそこまでついてはいけないな、と思った。

 その店に入ったのは、それ1回だったが、強く印象に残っている。今でも営業しているだろうか。

〇月〇日

 手塚治虫「鉄腕アトム 赤いネコ」

 何十年ぶりだろう、鉄腕アトムの「赤いネコ」の回を再読した。
 鉄腕アトムなんですごい未来の設定の話だと思っていたのに、2013年と書かれていて、ああ、もうとっくに過ぎてしまったのだな、と思う。
 前口上に、作者が出てくる。覚えていなかった。



この記事が参加している募集

スキしてみて

サポートをいただけた場合、書籍出版(と生活)の糧とさせていただきますので、よろしくお願いいたしますm(__)m なお、ゲストのかたもスキを押すことができます!