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『かぐやひめ』を読み進めることができずに困っているわたし

困った。 
自分の語彙力の低さ、説明能力の欠如。  
  
 
 
タイトル画像は、「おそらの絵本」というアイテム。物語が内蔵されている別売りのディスクとスマホを用いることで、プロジェクターのように絵本の内容を天井に映し出すことができる代物だ。詳しくはこちら:公式HP  
 
娘の出産祝いに友人がこのアイテムと一緒にくれたのが『かぐやひめ』のディスクだった。 
 
数ヶ月前にもハマっていた時期があったのだが、ここ最近またハマり始めたようで毎晩のように「カグヤヒメよんで〜」と言ってくる。 
 
で、以前ハマっていたときとの決定的な違いが、「〇〇ってなぁに?」の頻度。おかげでなかなかスムーズに読み進めることができない。 
 
例えば、今日寝るときに挙がった「〇〇ってなぁに?」をまとめるとこのようなかんじ。  
 

かぐやひめ 
女の子 
お支払いください 
火に燃えないころも 
ボッ(ころもが燃えたときの効果音) 
海 
大けが  
わたしと結婚してほしい 
屋敷を守ってもらえることになりました 
(月から)お迎えがやってきました  

 
「カグヤヒメよんで〜」と言っているくせに、「カグヤヒメってなぁに?」と言われたときはどうしようかと思った。     
 
けれども例えば、
    
「かぐやひめ」は「この女の子の名前」   
「海」は「大きな水たまり」   
「大けが」は「とってもイタイけが」
 
と言ったら納得したようだった。  
 
しかし例えば上から三つ目の「お支払いください」とかが少し厄介(参考までに、下記はこのセリフが出てくる前後の文章)。

二人目の貴族の男が、宝の宝石のなる木を持ってきました。宝は美しく輝きまるで本物のようです。ところがそこへ職人たちがやってきて、「わたしたちが宝石の木をつくったのにまだお金をいただいておりません!どうかお支払いください!」と言いました。これもまた偽物とわかり、男は逃げていきました。  

 
で、下記、私による強引な説明。  
 

ママも買い物するときレジでお金払っているでしょ?このおじさんは、まだお金を払っていなかったんだって。レジでピーってしなかったんだって。だから、お店の人が「お金を払ってくださーい!」って呼びにきたんだよ。
わかったかい?  

 
 
我ながらへったくっそな説明だなと思うのだけど、一応「うん」と言ってくれて。   
 
よし、じゃ次〜とそのまま読み進めようとした途端、  
 
「お金を払ってくださーい!」ってなぁに?と、今度は私の説明について質問をしてくるのだった。  
 
 
 
困った。非常に困った。
自分の日本語力の無さを突きつけられているようで。そして読み始めた直後に「〇〇ってなぁに?」と話を遮られるときのイラっと感は否定できない。  
 
もうずいぶん前になるが、「子どもに『なんで?』と聞かれたときは、無視せずとことん付き合うべし!」みたいな記事をネットか何かで見かけたことがある。そのときは、「いやむしろ無視するとかありえる?」と思ったのだけど。  
   
ここ最近は毎日↑のような調子だから、「無視したい」というか「ええ、もういいじゃん、早く次に進もうよ(そして早く寝てくれ)」という気持ちになるのが正直なところ……。  
 
 
普段子どもたちの「〇〇ってなぁに?」を浴びまくっている世のお父さんお母さんたちがどう対処しているのか、不思議でたまらない。 
 
  
とはいえ今のところ、娘の場合、毎晩こちらが下手くそながら説明したとしても、次の晩にはまた同じ質問をしてくるわけで。 
 
とりあえず今自分ができることといえば、面倒くさがらずに一時的にでも納得するまで「○○ってなぁに?」に付き合うことくらいなのかなと思う今日この頃。      
 
あとは日本語をもっと勉強した方がいいと思う(確信)。
  
 
 

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