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かよころ子育てサロン 子育てのはなし

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心身ともに健康で困難にくじけない子どもを育てる! かよころ子育てサロンに関する記事です。 参加者募集中
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助けて! 手伝って! 協力して! といえる子どもに育てたい。

高1の息子がお弁当のふりかけをもっていくのを忘れて、友達に助けてもらったそう。   どうやって? と聞くと、 「誰か~、僕を助けてくださ~い」と立ち上がって叫んだそうです😊 その時の様子をイメージして笑っちゃいました。 息子ならやりそう。 助けを求めるというのはなかなか高度な技です。 まず、ある程度自信が必要。 「自分なんて助けてもらう価値がない人間だ」と思っていると、助けてとは言えません。 次に、自己開示力。 息子は先日も部活の際に運動靴を忘れ、一斉ラインに「誰か~

子どもが苦手だったわたしが「子育てサロン」を運営するまでのお話。数々の反省点とそこから得られた教訓。

5月5日。子どもの日なのでこれまで15年間の子育てを振り返ってみました。 振り返ると、息子には「ごめんよ~」と言いたくなることだらけでした。 反省点 その1 子どもが嫌いだという強い思い込み26歳で結婚して、13年後の39歳に出産。 もともと「子どもがかわいい、欲しい」という気持ちがなく、そんな自分ののことを「人間としてなにか欠陥があるのでは?」と感じていたほどです。 同じく「子どもが欲しいと思わない夫」と結婚。子どもを持たない結婚生活を選択しました。 その考えが変わった

表面的なママ友づきあいは疲れる! 子どものことを本音で話したり、聞いたりできる場所がほしかった。

こんにちは! かよころ子育てサロンを運営している伊藤かよこです。 「Aちゃん、とっても絵が上手ね」 「ううん、全然。上手じゃないよ。Bちゃんはいいよね。活発で。運動神経もよさそう」 「ないない、運動神経なんてよくないって。ただ暴れているだけなの。乱暴で困っちゃう」 「元気な方がいいじゃん。うちなんて家でずっと絵を書いてるんだよ」 「え~、そっちの方がいいよ。集中力があるってことでしょ?」 「いやいや~、引っ込み思案なだけでさあ……」 以下省略。 相手の子どもをほめ、自分の

脱! 手出し口出し先回り育児

『かんたん☆ねんねトレーニングBOOK』著者でかよころ子育てサロンを運営している伊藤かよこです。 おそらく多くの親は、なるべく手出し、口出しを控え、自分で考え自分で選び自分で決めて行動できるように子どもを育てたいと思っていますよね。 それが将来の自立につながることもわかっていますよね。 わかっていても、つい手出し口出ししてしまうのでしょうね。 心配ですからね。 朝なって「あれがない、これがない、宿題が、わぁ~」とパニックになられるとめんどうですし、それがきっかけで「

ドラゴン桜が好き。受験も最後はメンタル。「わたしには能力がある」という信念を育てる育児とは?

テレビも漫画もそれほど好きではないけれど、ドラゴン桜だけは別格。 全巻大人買いをしたのは「ドラゴン桜」だけです。 ドラマ「ドラゴン桜2」が始まったのをきっかけに読み直してみました。 「100%無理だと本人も思い、まわりもそう思っていることを覆すこと」 これがわたしにとっての至福の喜びであり、ライフワークです。 拙著『人生を変える幸せの腰痛学校』の中でも 「100%無理だと思っていたけれどできたんです!」と主人公神崎さんが言うシーンがあります。 痛みが強くてトイレにいくこと

かよころ子育てサロン アドラー育児をベースに、「心身ともに健康で困難に対処できる」子どもを育てましょう。オンライン育児サロンです。

かよころ子育てサロンとは?『人生を変える幸せの腰痛学校』『かんたん☆ねんねトレーニングBOOK』の著者で、アドラー心理学親子関係講座SMILEリーダー、鍼灸師(元こども専門鍼灸師)伊藤かよこによるオンライン子育てサロンです。「かよころ」は、「伊藤かよこ」と「こころの勉強」をかけています。 育児には適切な知識が必要です。心身ともに健康で困難にくじけない勇気をもった子どもを育てる子育てを仲間とともに学びましょう。 どんな人におすすめ?0歳から15歳のお子さんをお持ちのお母さんに

「子どもにどんなアドバイスをしたらいいですか?」アドバイスはしなくていい、というよりしないほうがいいですよ。

自称「痛みとこころと子育ての専門家」伊藤かよこです。 「子どもが落ち込んでいる」 「子どもが悩んでいる」 「子どもが不安そうだ」 こんな時に「どんなアドバイスをすればいいですか?」と聞かれますが、 アドバイスはしちゃだめですよ。 わたしの育児の師匠のおひとりである三谷宏治さんの『戦略子育て』にはこう書いてあります。  ㅤ 一部分を紹介しますね。   ㅤ 相談しに来る子は可愛いので、親は必ずアドバイスと言う名の答えを与えます。 でもそれは「お父さんお母さんは、こうするならあ

なぜ「痛みとこころの専門家」のわたしが、子育てサロンをはじめたのか?

『人生を変える幸せの腰痛学校(プレジデント社)』『「腰が痛い」と思ったらとにかく読む本(日経BP)』著者の伊藤かよこです。 2021年4月から、「かよころ子育てサロン」というオンラインサロンを始めました。 2016年に『人生を変える幸せの腰痛学校』出版して以降、わたしは、主に慢性の痛みを持つ方の相談などを中心に活動してきました。 「痛みとこころの専門家」であるわたしが、なぜ子育てサロンをはじめたのかについてお話します。 急性痛と慢性痛 慢性痛は治りにくい痛みには、急性痛と

育児の正解、不正解。育児の最初の結果は中学生でわかるかも? #かよころ子育てサロン

自分の子育てがうまくいったかどうか、それはいつわかるんでしょうね? 子どもが社会人になったとき? 結婚して家庭を持ったとき?  それとも子ども一生が終わるとき? いつかはわからないのですが、最初の結果らしきものがわかるのは、子どもが中学生になったときではないかと思います。 小学校まではなんだかんだ言っても親の方が強いのです。 力や権力で抑えることが可能です。 中学生になれば、力も智恵もついてきます。 一人の人間として親を見て、尊敬や信頼できないと思えば容赦なくバカにします

子育ては未来をつくる責任あるお仕事。大変な分、喜びも大きいです。『かんたん☆ねんねトレーニングBOOK』エピローグより

かよころ子育てサロンのメンバーさんから、拙著『かんたん☆ねんねトレーニングBOOK』を読んで感動したとの感想をいただきました。 2018年2月発行。あれから3年も経つのですね。 わたしも久しぶりに読み直し、自分の書いた文章に涙しました。 そこで今日はエピローグの一部をここで紹介します。 「ママがいい」「ママがいい」「ママがいいの~」 「ママがいい」「ママがいい」「ママがいいの~」 近くの公園から、子どもの泣き声が聞こえてきます。どうやら保育園のお散歩中のできごとのようです。

知っているかどうかは大違い。育児は学ぶものです。

日本にはいくつかの育児プログラムがあります。有名なところでは、親業、Nobody's Perfectでしょうか? わたしは、アドラー心理学の育児プログラム、スマイル、パセージを3回づつ、計6回受講しています。 スマイル、パセージは本当に素晴らしく、よくできたプログラムです。       ㅤ  おかげでどれだけ子育てが楽だったか。 どれだけ息子が自立した子に育ったか。 感謝しかない、とはこのことです。       ㅤ  ただ、あえて贅沢を言わせてもらうと欠けている点が2つありま