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57歳、映画監督への道。冗談のようなホントの話。


4月から映画監督の学校に通っています。
ははは(笑)
なんだかおかしくって。

一番びっくりしているのはわたしです。
わたしが映画監督に??
それほど映画が好きなわけでもないし、これまで映画を撮りたいと思ったこともありません。
家庭用ビデオをまわすのも夫の担当だし、動画編集すら未経験。
じゃあ、なぜ??
そう思いますよね。

すべては『人生を変える幸せの腰痛学校』のため

2016年にプレジデント社から『人生を変える幸せの腰痛学校』という書籍を出版しました。
自分でいいますけれど、この本、世の中の役に立つ本なのです。
読書療法といって、この本を読むこと自体に「治療効果」があります。
500件を超えるアマゾンレビュー&評価を読んでみてください。
本書を読むだけで、不安が減って、痛みが改善した方がたくさんいらっしゃいます。
文字通り人生が変わった方も少なくありません。
出版から8年経ちますが、いまだに熱い、想いのこもったメッセージが読者さんから届いています。

腰痛や慢性の痛みを持つ方は、推定2000万人以上と言われています。
もし全員に『人生を変える幸せの腰痛学校』を読んでもらえたら?
仮に10分の1だとしても200万人の方の痛みが改善し、なおかつ幸せになれるるのです。
世の中のために、残し、広げる本だと思っています。

本を読まない、読めない人は少なくない

世の中には「本を読まない」「読んでも理解できない」人が少なくありません。
だから、今の流れは「本」より「動画」ですよね。
わたしもそう思うんです。
もともと『人生を変える幸せの腰痛学校』は、ドラマか映画にしてほしいと思って書きました。
8週間の認知行動療法プログラムを小説にした本なのですが、この8週というのは、連続ドラマを意識しているんです。

誰かドラマか映画にして~と献本しまくった日々

読むだけで腰痛が改善する本は売れるはずだし、
観るだけで腰痛が改善する映画は作られるはずだと、
堅く信じていました。

強く信じたら叶う……ってわけでもないですね。
少なくとも2024年現在は叶っていません。

出版後は、とにかく映画関係者、ドラマ関係者に献本しまくりました。
自腹で100冊以上の本を買いました。
ドラマや映画の最後のクレジットを見て名前を調べ、プロデューサーや制作会社に送りました。
関係者と聞けば、知人の知人の知人にも会いに行きました。

映画監督さんに言われたひとこと

その中で知り合ったある映画監督さんに言われた言葉。
「そこまで思い入れがあるなら自分で作るしかないよ」
「原作が映画化されてがっかりする作品って多いでしょ?」
「映画を作りことが目的じゃないでしょ? 伝えたいことがあるんでしょう? だっから自分で作りなよ」
などなど。
そういわれたらそうなんだけど、でも、そんなこと言われても。

その時は、ピンときませんでしたが、「セクシー田中さん」に関するあれこれを知るうちに、確かにそうかも、と思うようになりました。
作品は自分の子どもですからね。
勝手に変えられたくないという思いはわかります。

「よ~し、じゃあ、自分で映画をつくろう!」
とそこで決心できた……わけではないです。
だって映画ですよ。
お金だって何百万円もかかるし、たくさんの人が必要だし、そんな簡単にできるものじゃないですよ。
無理無理無理。
その時点では100%あきらめモードでした。

2年前に劇団を設立

この話とはまったく関係なく、2年前に友達と劇団を作りました。
劇団というより、小学生から高齢の方までの素人だけで作る演劇サークルのようなものです。
そこで生まれて初めて演劇の脚本を書き、演出をし、昨年、無事に「はたあげ公演」ができました。
なかなかの高評価をいただきました。

へえ、全員素人でも「舞台」ってできるんだ。
はじめての脚本だってそこそこ面白く書けたし。
この体験は自信につながりました。
自信もできたし、小学生~高齢者まで役者仲間ができたのです。

ウェルビーイング劇団での3つの劇

そして、こちらの三つの演劇。
不思議なご縁で座長を経験しました。
こちらも最初は「ほんまにできるんかいな?」と半信半疑でしたが、結果としては完成しました。
しかも素人集団にしては上出来です。

ここで学んだことは、世の中には想像以上のすばらしいスキルを持った人がたくさんいて、手伝ってもらったり、力を合わせれば、たいていのことはできるんだということです。
そのことを体験させていただき、これもまた自信につながりました。

二つの劇団を経験して「ああ、脚本が下手だなあ~」と思い知りました。
そこで、昨年の冬、シナリオの学校に通いました。
それはそれで楽しい。いっぱいほめられましたし。
初級コースが終わって、中級コースへの進級を勧められた時に、
「脚本を書けるようになったからといって、腰痛学校が映画になるわけじゃないよなあ」と思いました。
そこで「同じ学ぶなら、同じ学費を払うなら、シナリオの学校ではなく、映画監督の学校に行った方が、まだ目標に近い!」となったわけです。
そんな経緯で、今ここです。

57歳という年齢とわたしの人生観

年齢は関係ない、とはいいつつ、
自由に身体が動くのはあと10年くらい? かも? 
それに、なんでも10年必死にやればプロになれると言いますよね。
だとしたら、今だ。
今がその時だ、と思いました。

はっきりした「やりたいこと」があって、
それをまっすぐに追いかける人生っていいですよね。
そういう人は素敵だと思うし、わたしは、自分が「素敵」だと思う行動を選んで生きていたいのです。

今の生活は十二分に幸せ。
このまま死んでもほぼ悔いはないのですが、唯一の心残りが『人生を変える幸せの腰痛学校』を多くの人に広められなかったことです。
残りの人生を『人生を変える幸せの腰痛学校』の映画化にかけてみるのも面白いんじゃないかと思っています。

そんなわけで、映画監督への道

道といっても、学校に入学しただけですから、最初のスタートラインに立ったばかりです。
撮影、編集、照明、脚本……。
さてさて、どんな仲間とどんなことを学べるのかな?

今後、授業の内容は、このnoteに書いたり、stand.fmでお話したりしていきます。
今後どうなるのか?
本当に映画はできるのか?
わからないからこそ楽しいですね。
よかったら長い目で見守っていてください。

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