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『ラジオ!ラジオ!ラジオ!』 加藤千恵

以前読んだ雑誌『ダ・ヴィンチ』で紹介されていた本を読んだので感想を書いてみたいと思います。

地元のラジオ局で番組をもつ、高校3年生の華菜と智香。智香の声が好きでラジオに誘った華菜は、東京に行く日をひたすら夢見て、退屈な学校生活をやり過ごしている。リスナーを増やしたいとがんばる華菜だったが、ある日、収録中に突然、智香から番組を休みたいと告げられて……未来への夢がすれ違い始めた二人の友情を描く、せつなさ120%の青春小説。

この小説を読んで改めてラジオっていいなと思いました。そして、ラジオって本当に難しい!もちろん私はやったことはありませんが、届けられるのが音のみなので、話がうまくまとまらなかったり、つい余計なことまで話してしまったりすると全部リスナーに届いてしまうんですよね。
主人公も似たようなことをしてしまいます…。

また、私もラジオが好きでよく聞いていますが、どうしてもリスナーが多いラジオのほうが盛り上がりも大きいし、聞いていてワクワクする番組が多いなとは思ってしまいます。
だからこそ、リスナーを増やそうと必死に頑張っている華菜を応援したくなりました。

著者の加藤千恵さんは高校生のときに友だちと実際にラジオをやっていたそうです(どんな話をしていたのかは忘れてしまったそうですが…)。
高校生がやっているラジオって結構あるんでしょうか?私は一度も聞いたことがなかったので、少し気になります。

また、本書とは全く関係のない話ですが、この本を読み終わった日の夜にKOCを見ながら何気なくツイッターを見ていたら、加藤千恵さんと小説家の朝井リョウさんのオールナイトニッポン0の放送が決定したというニュースが飛び込んできて、すごく驚きました(笑)。

このお二人が以前にラジオをやられていたのは知っていたのですが、リアルタイムで聞いてはいなかったので今からすごく楽しみです。

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