『クィア短編小説集』(平凡社ライブラリー)

『ゲイ』『レズビアン』『クィア』ときて三部作制覇~。
後半4つの収録作がよかった。
『ティルニー』伝オスカー・ワイルド:完全にBLじゃないかい!とりあえず数百年単位では人間の考える淫靡さとか耽美、エロティックは何ら変わらないのだなということがわかった。現代日本の商業BL作家の手によるものですって言われても違和感ない。古くもないし新しくもない。ただひたすらこういうものとしてここにあり続けるもの。

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(*っ´∀`)っ"_塩豆大福_
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「白銀の墟 玄の月」読了 ネタバレ感想

十二国記18年ぶりの新作であり、最後の本編、白銀の全4巻をようやく読破しました。

週末+3日ほど。

一気に読み切るために、1、2巻を買わずにあえて1ヶ月待って、ざーっと駆け抜けるように読み切りました。

これで十二国記完結かー!と思うとやはりなにより感慨深い。しかし短編はまだ出るらしいので、まだまだ十二国記の世界には浸れそう。

そんなわけで、とりあえず全4巻読んだので、ざっくり感想というか、

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怪しい本

久々に読み返しました。
エドワードバーネイズ『プロパガンダ教本』

怪しいタイトルだけど、マーケティングに関わる人には必読本。
そして誰よりも、トレンドに流されたくない人にこそ読んでほしい。
世論を作る側の手法を知ることで、自己防衛できるようになります。

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魔球 東野圭吾

唐突に今日から本を読んだ感想をnoteに記す
特に小説について語り合う友もおらず、
仕事で慣れぬ土地に住んでおり、
ならここで書き尽くしてしまおうと思った。

まず、何故 魔球 を読んだのか。
別に私は野球の経験者でもファンでもない。
なんなら、東野圭吾さんは苦手な分野である。
(この理由は、過去経験からあるけど)

ただ好きな分野の小説だけ読んでいても
自分の幅が広がらないと思っていたため
東野

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中島京子『東京観光』(集英社文庫)

七つの短編が収められた作品集。
視点はすべて成人女性であるが、それぞれの異なるキャラクターや抱えている背景が鮮やかに立ち上がり、描き分けの才というものを感じさせられる。

階下の住人と部屋を取り替える話に、身勝手な友人に休日を捧げる話。
練り上げられた個性的なエピソードの数々が、読者の心をさらっては解き放つ。余計な贅肉のない精緻な文体の、絶対的な安心感。

最も気に入ったのは「シンガポールでタクシ

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ありがとう
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伴名練「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒奪」長文考察

「魂とは何か」
 古代よりこの問いは様々な学問分野において考察され続けてきた。その問いは宗教を生み、哲学を生んだ。あるいは自然科学の発展にすら貢献してきたかもしれない。その問いは、人間を知るために、人間とは何かを知るために問われ続けてきた。
 魂を知ることは、人間を知ることだ。
 早川書房編集部 編『伊藤計劃トリビュート』に収録されている、伴名練氏 作「フランケンシュタイン三原則、あるいは屍者の簒

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Ты мне тоже нравишься.
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『Q&A』 恩田陸

https://www.amazon.co.jp/dp/4344409361/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_SG.YDb3TQEQAZ 

Mという郊外の大型ショッピングセンターで
死者69名、負傷者116名の大惨事が発生した—
群集心理、曖昧な記憶、食い違う証言、
公式発表と事件の真相、政府陰謀説…
事件なのか?事故なのか?

タイトル通り、Q&Aのみで展開されていく。先が気になっ

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すぐ使えるロイヤルカスタマー戦略/実践顧客起点マーケティング(著)西口 一希

- date:2019.11.12

ネットサービスでは分析ができるため、多く語られるのですが、「パレートの法則」のように売上は2割の優良顧客が8割の売上・利益をあげています。
実際に、Webサービスやアプリなどのフリーミアムモデルなら、もっと顕著に差がでることもあります。

本書では、すべての顧客を一律でみるのではなく、顧客のロイヤリティー(ブランド選好度とRFM)という視点で切り分けられていま

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あざます!嬉しいです!
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自由とはなんぞや?

ハイエク氏の『隷従への道』を読みました。
三大自由論と言われる中の一冊。
社会主義と資本主義を比較した本だけど、日常への応用範囲が広くて深い。
まさに名著でした。
「コントロールを手放すことでうまくいく」っていう発想がお気に入り。
おすすめです。

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