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伊豆での暮らし

富士山に薄ら白い色がついた。
"富士山に雪が降ったよ"と、会話が始まり、今年もあと少しだね、と、
締め括られ笑い合う。
毎年繰り返しされるこの会話は、
この地域ならではのことだと
気が付いたのは、東北に住む友人が
伊豆に遊びに来た時だった。富士山が見たいと言われ目を丸くしたが、
それもそうだ、彼女の住む場所から富士山は見られない。住む場所によって日常的な会話が、暮らしが変わる。十代の頃からの友人なので、会うと十代の頃の自分達に戻るが、暮らしている場所は確かに違うと
実感した。

沼津御用邸での
伊豆の布研究室
研究生作品展  布を織る
が終わったばかりだが、
5月に種を蒔いた綿の収穫が始まり
畑通いが忙しく、
12月の「点と点の冬」展の作品作りも大詰め、終わったら真っ白になった富士山をみながら一息つきたい。
では、また。

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