見出し画像

アートワークのこと

「アートワーク」という言葉。
当時はなにも知らないまま、学ぶことを決めました。


幼少期、自宅の周囲にはまだちょっとした林や草原が残っていました。
となりのトトロのごっこ遊びをしたり、
草の生い茂る崖の向こうに広がる世界を想像したり。

保育園の広い広い園庭から、山の中へ繋がる道がありました。
もちろん秘密基地もありました。
木登りも普通にできました。

幼い頃から「自然」とは馴染みが深く、
植物も動物も大好きでした。

将来の夢は、けれど「自然」に関わることとは違ったところにありました。
妙に現実的で、今思えばなぜそこに意識が向いていたのか分からないくらいです。

それでも学生を追える頃には、
「人の役に立ちたい」という思いが芽生え、
それが何か分からないまま、
「地球の役に立とう」と思うことになります。

結果、昔から好きでもっと知識を増やしたいと思っていた植物の道を選びます。

社会人1年目から10年ほどは、植物に関する知識の全部を学ぶ勢いで働き、並行して勉強もたくさんしていました。

土の成り立ちから作り方、園芸・作物・庭木の育て方から収穫に至るまで、
その知識は仕事にも存分に役立ちました。
インテリアの勉強をしてガーデニングの仕事に就いたり、フラワーアレンジメントを学びつつ生花店で働いたり、ブライダルの仕事にも携わりました。

その後、植物つながりで漢方を学んだり、ハーブやアロマの知識を深めそれぞれ最上位の資格も取りました。

その後も自然、植物の学びの道は続き、森林セラピストの資格も取ることになります。

ここまでの「自然」や「植物」に関わる学び、そして職業も、
昔から好きだったことを端から順に掴み取っていけば、当然の流れでした。


「アートワーク」

ここへ辿り着いたのは、ほんの5分。
一瞬の出来事でした。


これまで興味を深めていたハーブやアロマ、そしてその他趣味としてたのしんでいたいろいろなこと。
それらがなぜか、いつの間に、まったく興味がなくなった時期がありました。

そのことに気がついたとき、「このままではつまらない」と感じ、
次に興味がもてるものを探そうと思っていました。

そんな「無」のスポットに、ポンと登場したのがアートワークでした。


一人遊びができる子供で、空き箱や空き瓶で「何か」を作ることに
没頭していました。
夏休みの自由研究も、工作。

小学校は「絵」を描くクラブに入りました。

思えば、図工の成績は良かった。

漫画を描いたり、小説を書いたり、絵本を描いたりしていました。

絵を描くことは好きでした。
美術部でした。

美術館に行くのも好きです。
建築も好きです。

将来行きたい美術館、絶対見たい建築もたくさんあります。


というわけで、「アート」という言葉ひとつで、私の興味のアンテナが反応するのは当然なのでした。

とはいえ、「アートワーク」ということについては、なにも知らない。
初耳でした。


「アートワーク」という言葉を見つけて数日後には、学びの場へと足を運んでいました。


始めてみたら、「アートワーク」は私自身にとって必要な学びだったのだと気づきます。

「アートワークセラピスト」として、その前に、一人の人として、
「私自身」を知るために。


「アートワーク」について、すぐにピンとくる方はまだまだ少ないようです。
百聞は一見にしかず、アートワークは体験したらその良さはきっと実感してもらえると思います。

言葉で詳細を説明すると堅苦しくなりそうなので、
感覚的なことをお伝えすると、

アートワークは「心を映し出す」セラピーです。
見えていなかった心の一部を発見できます。
その見えていなかった心の一部は、自分の未来をより輝かせるためのヒントだったりするので、
セッションが終わった後の心の中はスッキリします。


見えていなかった心の一部。

それは、

「本当は自覚したかった心」なのだと思います。

本当は自覚したかったけれど、
なんらかの制限が発動していて自覚するに至らなかった想い。

制限によって自覚できていなかった想いは、
自分自身の「真の願い」の欠片であり、
だからこそ、見つけて欲しいと常日頃から訴えていた心。

それを制限によって抑えているから、モヤモヤする。


アートワークは、そんな心のモヤモヤをすっきりさせてくれる。


アートを通じて、「本当は自覚してほしい想い」を
実際に目で見ることができます。

実際に目で見ることで、
「ああ、これか」と自覚できる。


ここで、アートワークで扱う「アート」について少し書きます。

アートワークで扱う「アート」というのは、いわゆる「芸術作品」とは異なる性質のものです。

アートワークで描く絵は「描画」と表現し、

私は描いたもの、作ったものは作品というよりも「創造物」と捉えます。

なので、これは良い、これは悪い、といった評価はもちろんありません。
上手い・下手もないので、得意・不得意の概念も関係ありません。

むしろ、上手く描こうとしようとか、上手に作ろうとしようと考えず、
心の感じたままに表現していくことを大切にしたい。
アートワークはそんな目に見えない「心」を目に見える「形」にしていく時間です。


ito therapyのプログラムでは、
アートワークで「真の願い」「魂の意図」を創造していきます。

作成したアートは今の心が「自分自身に見せたい心の一部」です。
その今重要視したい心の一部は、とてもとても大切なものとして取り扱うべき「創造物」です。

セッションが終了したその後も、自分のアートを眺める時間をもっていただきたい。
私はセラピストとしてそう思います。

セッション後、数日間でそのアートに対する印象は少しずつ変ってくるかもしれません。
セッション当日から1週間、自身にどんな心の変化が起こるか、
そんな経過も楽しんでいただけたらと思います。


心の話を文章にしてみると、やはり若干堅苦しくなってしまいます。

だからこそ、実際に体験して知ってもらえたら、そう思います。

アートワークで検索したら、ワークショップの情報がきっといくつも出てきますので、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。



ito therapyは遊び感覚でタロットやアートワークを用い、
ゲームをクリアするようにプログラムを重ねていきます。

ito therapyのタロットとアートワークを用いたメニューにおける
アートワークは、
タロットで風を通した心の中に奥行きを広げるような役割をもちます。



「自己対話」を楽しみながらやる。

楽な気持ちで「自分」とのコミュニケーションをとる。

それがito therapyです。

アートワークはその「自己対話」の結果、
「心の声」が目の前に現れる。

知りたかった答え、つまり、自分自身が今一番自分に伝えたい想い
モヤモヤの答えが見つかります。


タロットを用いたito therapyと、
タロットとアートワークを用いたito therapy

どちらもそれぞれの良いところがありますが、
アートワークが入ったito therapyのプログラムは
終えた後の爽快感、達成感、未来への期待感、その他言いようのないほっこり感も得られるかもしれません。


メニューについてはまた別の記事でお伝えしたいと思います。



アートワークの素晴らしさがひとりでも多くの方へ伝わっていくこと
それも私の願いのひとつです。



     ito therapy
「わたし」と「私」のme time




ito therapy session - 輝く未来へ~art&tarotで「私らしい」に出会う旅 (jimdofree.com)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?