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戦略的社内ニートとは何か?、普通の社内ニートとの違いは?

こんにちは、イトウです。
先日、大企業に勤めるMBAホルダーの私が、自ら社内ニートになった話をしました。

今後の表現揺れを防ぐ為に、これを「戦略的社内ニート」と称します。
今回は、その意味合いをいくつかの観点から説明します。


■要約:戦略的社内ニートとはwinwinな活動で可処分時間を最大化する

・一般的な社内ニートとの違いは、「生産性」と「評価」を取りに行く点

・戦略的社内ニートとは、上司や部下、企業に対して win winな存在。

・関係者にメリットのあるアプローチで、自身の可処分時間を最大化するビジネスパーソンのこと。

・戦略的とは「戦いを略する」事。勝てない戦(事業やprj)を略し、社内の対立を略する事


■一般的な社内ニート像との違い

■皆さん、社内ニートと聞くとどんな人を想像しますか?

パターン1: 働かないおじさん

・業務に取り組まず、ネットサーフィンやマインスイーパに勤しむ
・評価が低くても、給与は下がらないのでお構いなし
・常に受け身の姿勢で、言われるまで仕事に取り組まない
・仕事を振っても消極的で、やらない理由を見つけてはサボる


パターン2: prj中止で暇になった人

・やる気はあったのに、取り組んでいたプロジェクトが中止になった
・結果的に担当してる仕事が大幅に減った
・他の仕事を社内で探しているが、そうすぐには見つからない
・「やる事無いですか?」と聞いて回るのが辛い
・仕事を与えられたが、誰でも出来る仕事。「雑用係」や「お手伝いさん」になった気分
・周りの目線が痛い。サボってると思われたくない


こんな感じじゃないでしょうか。
特徴を要約すると、
「生産性が低い」
「評価されない」
と言えます。



■対して、戦略的社内ニートは「生産性」と「評価」を追求します。
具体的には、下記の点で異なります。

・作業は極力しないが、マネジメント補佐はする
・表面的な問題よりも、根本的な問題に取り組む
・60点以上の評価は取りに行く
・上司の味方であり、上司に味方されるwin-winの関係
・受動的ではなく、能動的に仕事へ取り組む
・消極的ではなく、積極的理由で仕事を絞り込む

戦略的社内ニートであるには、この違いを明確に認識し、行動レベルに反映させる必要があります。

この違いを分からずに取り組むと、ただの社内ニート(ヤバいやつ)になってしまいます。気をつけましょう。


■ win winな存在とは?

戦略的社内ニートは、自身のメリットのみを追求してはいけません。

戦略的社内ニートは、上司やメンバーにメリットがあり、尚且つ自身にとってコスパの良い活動にフォーカスする存在です。

これによって、仕事における時間の無駄を減らし、自身の可処分時間を最大化します。


■各人のメリットとは?
・自身のメリット: 圧倒的なコスパ
(時間対給与、ストレス対給与)
・上司のメリット: マネジメント業務が楽になる
(優秀な補佐)
・企業のメリット: 戦略実行の速度が上がる。企業の成長の助けになる。
・担当メンバーのメリット: 上司に意見を吸い上げてくれる。働きやすくなる。


■戦略的とは、「戦いを略する」こと

「戦略的」の一般的な意味合いについては、説明を辞書に譲ります。

本件で意図する「戦略的」とは、
「何らかの目的達成にフォーカスして、無用な戦いを略する」事を指します。

企業の活動における戦いとは、外部との戦いと、内部との戦いに大別できます。


外部の代表例が事業活動です。
市場のニーズを知り、競合に勝てるプランを立て、自社の経営資源を確保してその市場にヒト、モノ、カネを投入します


内部でも、意見の対立という名の戦いがあります
意見対立の原因には、下記のような例が挙げられます。
・部門毎にKPIが異なる
・同じ活動をやるにも、部門によって損得が異なる
・手柄の取り合い、過去の対立などで生まれた嫉妬や恨み、わだかまり

※他には、株主や地域社会といった各ステークホルダーとも戦いになり得ますが、一旦割愛します。




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ざっくりとした説明ですが、以上が戦略的社内ニートの特徴です。



今後は引き続き、
・仕事を絞り込む為の思考法
・角を立てずに仕事を絞るコミュニケーション技法
を紹介していきます。

最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
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イトウ

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