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がんばりすぎないで、アンパンマン。

わが家の2歳児も、例に漏れず『それいけ!アンパンマン』が大好きだ。なので、アンパンマンのアニメを視聴したり、アンパンマンミュージアムなるものに足を運んだりしている。

アンパンマンミュージアムのショーをみていると、主役であるはずのアンパンマンはいつも控えめだ。そしてばいきんまんは出しゃばってくる。すごい勢いで。

体感だけど、子どもたちはばいきんまんの方が好きみたいだ。自由奔放にふるまう姿に共感できるのかな?しらんけど。

しかし、アンパンマンはかっこいい。本当にかっこいい。ショーでも、ひとつひとつの動きが紳士的で、洗練されているのだ。主役にふさわしいエレガントさ。

福岡の義実家に帰省した際、義母がアンパンマンミュージアムに連れていってくれた。そこでアンパンマンのグリーディングがあったのだが、なんとアンパンマンは、息子を抱いた私ごとハグしてくれたのだ!!!!

このときの私の顔を見てほしい。
あれはときめいた……。まさか人生のなかで、アンパンマンにときめく日がやってくるとは思わなかった。多くの子どもたちに愛されるキャラクターには、理由があるんだなぁ。


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改めて、アンパンマンというキャラクターについて考えてみると、自己犠牲のうえに成り立つ愛が尊すぎて泣けてくる。

そもそも、飢えた相手を助けるために自分の顔を差し出すというのがすごい。なかなかできることじゃない。

それに、あなたはアンパンマンが食事しているところを見たことがあるだろうか?私はない。みんなが楽しそうに食事している後ろで、にこにこと笑うアンパンマン。

さらに無給で行うパトロール。アンパンマンは見返りを求めることがない。すごい。すごすぎる。

アンパンマンの原作者、やなせたかしさんは、戦時中に「飢え」を経験したことがきっかけで、アンパンマンを生み出したそうだ。私が勝手に思うに、アンパンマンって人間のなかにある「良心」の権化、なんじゃないかな。

その証拠に、私の周囲の「良心」に溢れた人は、みんなアンパンマンに似ている部分がある。謙虚で優しくて、強いのだ。

でも、みんなを守り、みんなに愛を分け与えるアンパンマンのことをケアしてくれる存在はいるのだろうか。アンパンマン、あなたはすごいけど、あまり頑張りすぎないでほしい。

それは、私の周りにいる「アンパンマンたち」にも言えることだ。優しい人ほど頑張りすぎる。頑張りすぎないで、アンパンマンたち。もうすでに、あなたはヒーローなのだから。


(Day.9)


▼昨日の記事。33歳までは苦労しようと腹を括った話。▼



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