マイナンバー制度

マイナンバー届きましたか?

マイナンバーとは、住民票を有する全ての方に1人1つの番号を付して、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるものです。(内閣官房ホームページより抜粋)

我が家にマイナンバーがやってきたのは11月の下旬。

貰った時、保険証のカードみたいな形で来るのかな?と思ったら、ただの紙切れで唖然だったのが最初の感想。(後々聞くと、来年になったら希望者のみカード化することが出来るということ。)

ただ、貰っても封を一回開けたっきり放置プレイで山積みの本の中に紛れ込んでいる現実。

マイナンバー化になって良かったことって何なんだろうと思って自分なりに少し調べてみた。

良い面の一つとして行政機関においての手続きが簡素化になること。

普段、役所とか行かないよ。という人も何か役所へ行く用事がある場合、本当に手続きが面倒くさい(住民票の申請するときも本当に面倒くさい)。それが簡素化されるのであればとても便利な事だ。

しかし、このマイナンバー化によって怖い部分がある。

それは、税金関連の問題

とりあえず、脱税しないでちゃんと税金納めろよ!というのが今回の制度導入による本当の趣旨だと思うが、税金をちゃんと納めれば全く問題ない。

しかし、このマイナンバーを所属する企業に提出しなければいけない義務がある。

年末調整の税金に関することや保険関連の手続きを簡素化できるメリットもある反面、自分自身の生活自体が監視されているのではないのかという恐怖を感じることがある。

日本では、「本業」と「副業」を区別する。そして、多くの企業は「副業」を禁止する。

本業以外でお金が発生しないボランティア活動等は「副業」に当てはまらないと思うが、お金が発生するもの(オークションでの売買やブログのアフィリエイト等)は全て「副業」になる。

しかし、マイナンバー導入によって収入金額関係無しに全て把握されてしまうということ。企業に提出しなければならない義務もあるので、なおさら逃げ道がなくなる。

しかし、私が言いたいのは、副収入による税金逃れがしたいというわけではない。

お笑い芸人でもありながら上場企業の取締役もしている今年ブレイクした外国人、厚切りジェイソン氏が著書やTwitter等で発言されたある言葉が私の心に響いた。

「本業」を決めてしまうことで、無理矢理メインをひとつに絞る=人間(自分自身)の可能性を制限していること。

これは、「本業」と「副業」を区別している日本独自の環境。そして、外国から見たらそれは自分で自分を制限していることにしか過ぎないという視点。

つまり、「本業」「副業」と区別せず自分のやっていることすべてが本業。という考え方が厚切りジェイソン氏の意見である。

凄く頷ける内容。区別なんてつける必要無いじゃん。

複数のことを両立することが出来る出来ないという前提を一旦置いて、自分のスキルアップのためにプライベートで勉強したり、チャレンジしたりすることは現在でもあることだし、全く問題ない。

しかし、そのプライベートで学んだスキルやチャレンジを利用してお金が発生した場合には「副業」とみなされる。マイナンバー導入によって本業以外のやっていることが可視化される。尚更のこと自分自身の可能性が制限され失われるのではないかと感じる。

やってみたいことを躊躇する場面がもっと増えるんじゃないかな?一回今までのことを全て捨ててリセットしないといけないんだもん。リスクが高すぎると思う。

それって、社会全体から見ると後退してない?

人生一度きりなんだけどね。何か色々と考えさせられてしまいました。


結構真面目な文書を書いてしまいました。マイナンバーについてもまだ自分の知識が浅はかなものなので気軽に見ていただけたら幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございます。

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