2014年5月15日の日記


 朝はパン。昼はピザ、夜はまぐろ丼。

 今日は午後、ランニングに出かけた。あまり良いランニングではなかった。あまりにも虫が多すぎて、ランに集中することができなかったのだ。川下方面に走って、水門のところで走るのをやめて歩いて帰ってきてしまった。本当に虫が多かった。多いなんてものじゃない。午前にちょっと雨が降って、さらに虫が活動するのに丁度良い気温になったせいか、大量発生していた。いくつもの蚊柱が合体して巨大な筒を作り出していた。私はむしろその中をくぐりぬけてランニングしたようなものであった。


 さらに、この前のランニングもそうであったが、匂いがひどかった。丈高く茂った草からむんむんと臭ってくる臭気。いっそもっと暖かくなってしまえばこの匂いは消えて、草の焼けるような匂いが主流になる。このじめじめして、ほどほどの暑さがずっと続く時期、河原はひどい匂いになるのである。植物と生き物が熱にあてられてほどよく腐り落ちていく匂い…


 鳥もぴーちくぱーちく鳴いていた。

 午前は7時半ぐらいに起きて、9時ぐらいからそれなりにたくさん書き物をした。頑張りすぎたせいか、今日は1日中頭の片隅が痛んだ。左脳のあたり。

 緑の家を、第一部まで読み終えた。おそろしく読みにくい小説であるが、段々なれてきて、その面白さというものがおぼろげながらわかるようになってきた。
感想については読み終えた時にまとめて書くことにしよう。

 ただ、逃がしてくれる礼として、少女がシスターのしらみをとってあげようとするシーンはよかった。少女は必死でしらみを探すが、シスターの髪の中にしらみはいない。少女は仕方なくしらみを探し当てた振りをして、それをすぐに口の中に入れる。少女は幻想のしらみを髪の中から探し当てて、それを口にすることによって礼を果たしたのである。シスターは言う。「私の髪の中にしらみがあったらよかったのに!」


 なんだかわからないけれど、このシーンが私の胸を打った。


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