HSP【内向的な子】は【刺激】に【高反応】で【育てにくい子】蘭の花のように手をかける。
手がかかる子や、要求の多い子は、蘭や菊の花なんですよ。手をかければ見事な大輪の花を咲かせます。
「育てにくい子」と感じたときに読む本 児童精神科医 佐々木正美著
【内向的な子供】の理想的な【親】は、子供の気持ちを慮る。個性を尊重する。厳しすぎない。放任しない。敵対しない。学業を奨励する。暖かく要望を伝える。
※内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える スーザン・ケイン 、 古草 秀子
人間は「絶対に保護してもらえる」と思うと、のびのび行動ができるものです。
※「育てにくい子」と感じたときに読む本 児童精神科医 佐々木正美著
【叱るのに注意が必要】な子→非常に気が小さい子、いじっぱりで頑固で、「どーせ」とかいう、いわゆるカワイクナイ子
※子育てハッピーアドバイス スクールカウンセラー・医師 明橋大二著
ちょっと注意しただけで、すぐ委縮してしまって二度と同じことができないという、氣が小さくて臆病な子。そういう子はあまり叱らない方がいいです。
そして、言っても言っても反発してくるタイプです。こういう子は、本当はとってもナイーブで、結構傷ついています。しかし、それをうまく表現できなくて、意地を張るとか突っ張るという形でしか出せないのです。
だから、本当は人の2倍、3倍傷ついているのです。ところが、こちらは、叱ってもぜんぜんこたえないし、プライドが高すぎるから、そのプライドを壊さないといけないと思って、人の2倍、3倍叱りたくなってきます。
10歳以下の子どもが、あまり甘えてこないときは、どこかで我慢している。
※子育てハッピーアドバイス スクールカウンセラー・医師 明橋大二著
ストレスの多い家庭環境→【セロトニントランスポーター】が【短い型】の思春期の少女たちは、【長い型】より、うつ状態になる確率が20%高い。
安定した家庭環境→【セロトニントランスポーター】が【短い型】の思春期の少女たちは、【長い型】より、うつ状態になる確率が25%低い。
アトランティック誌のデイビッド・ドブズのアカゲザルの研究では、
セロトニンの量を調節する【セロトニントランスポーター】は【長い型】と【短い型】がある。
※内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える スーザン・ケイン 、 古草 秀子
【セロトニントランスポーター遺伝子】は分泌が少ないS型と多いL型があり、SS型、SL型、LL型がある。
※「自分は不幸」と思う日本人がやたらと多い不思議 前野隆司 慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
【長い型】はタンポポのよう。
タンポポは、どんなに良い環境でも、どんなにひどい環境でもセロトニンはそれなりに出る。
【短い型】はランの花のよう。
ランの型は、【良い環境】では【セロトニン生産効率】はより良く、【悪い環境】では、より悪くなる。
ロンドン大学の心理学教授ジェイ・ベルスキーによると、
刺激に対して【高反応】の子供は、良くも悪くも影響されやすい。
※内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える スーザン・ケイン 、 古草 秀子
2歳10か月の娘は、とにかくよく泣きます。泣くというより、泣き叫び、わめくといった感じです。原因は様々で、例えばテレビの水っとを切ろうとしたら先に上の子に切られてしまったとか、その程度のことで泣くのです。「ママやって!」の一点張りで泣き叫びます。
という質問に、佐々木正美先生の回答
このご相談の方は、お子さんが要求するたびに「できるだけやってあげている」と書いていらっしゃいますね。でも、この子にとってはまだまだ足りていないのでしょう。
この子は、スイッチを入れるのがめんどうで「やって」と言っているのではありませんよ。
お母さんが自分のために動いてくれる、ということにこだわっているのです。
自分のお願いをお母さんに「喜んで」やってほしいと願ってるのです。
だから、自分の願いをお母さんがちゃんと受け止めてくれず、お兄ちゃんやお父さんに頼んだことに腹が立ってしまうのでしょう。
「たかがスイッチの事じゃない?」と思うかもしれません。でも、この子にとっては1時間も2時間も泣き続けるほど傷つく出来事なのです。だからお母さんが再度スイッチを入れてくれたつぃても納得できない。「元本だけじゃだめだ。ちゃんと利子付けて返せ!」と(笑)、そういう気持ちになっているのだと思います。
おそらく、上のお子さんはこんなことをお母さんに要求しなかったでしょうね。よその家の子だってこんな要求はしないでしょう。「なんでこの子はわがままなんだろう」と思いつつも、お母さんは可能な限り言うことを聞いてあげている。
お母さんにしてみれば、もう十分すぎるほどやってあげていると感じるかもしれません。でも、このお子さんにとってはそれでも足りないのです。
(中略)
子供の言うことは、何でも聞いてあげていいんですよ。
テレビのスイッチを入れてほしいというなら、「そんなのお安い御用よ」と、笑顔でやってあげればいい。数秒でできることです。それを「今回だけよ」と言い含めたり、最初は笑顔でやってあげていてもしまいには「もういいかげんにしなさい」と怒ったり、そんなやり方では意味がありません。何度繰り返されても、子供の願いをたやすく効いてあげることが大事なのです。
「お母さんは、お願いをちゃんと聞いてくれるのだ」と理解できれば、スイッチくらい自分で入れた方が早いのですから言わなくなります。
そして今度は、お母さんの願いを聞いてあげようと思うのです。
(中略)
それに、親にわがままを言えること言うのは「安心な子」です。それだけ親に気を許し、信頼しているのですから。心配なのは、親の前ではわがままを言わないのに、幼稚園や保育園や学校の先生や友達にわがままを言う子です。
「この子は私だからわがままが言えるのだ」と思って、十分甘えさせてあげてください。
将来が楽しみな子です。きっといつか、見事な花を咲かせますよ。
※「育てにくい子」と感じた時に読む本 児童精神科医 佐々木正美著
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