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ジュエリーコンシェルジュ彩華の宝石ストーリー第三話

ダイヤモンド

こんにちは!ジュエリーコンシェルジュ彩華です。
今回は4月の誕生石でもあるダイヤモンドのお話です。
よく4月生まれの人は羨ましいって言われるでしょう?

宝石・ジュエリーに関心のない方でもダイヤモンドを知らない人はいないでしょう。
このダイヤモンドは「Adamas」=「征服されざるもの」というギリシャ語を由来としてます。いかにも強そうな感じですね。
では、ここでちょっと考えてみましょう。
「ダイヤモンドは何色ですか?」
さぁ、いかがでしょうか?答えは次の写真を見てみましょう。

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ダイヤモンドは写真のようにDをトップにZに向かうに従い「黄色」が濃くなります。もちろん評価もDが最も(色の要素では)高くなります。
ダイヤモンドには、「色」の他にも3つの評価基準があり、詳しくは次に書いてます。

4Cともう1つの4つの区別

よく知られている4Cは「color」「carat」「clarity 」「cut」です。
ダイヤモンドを見たり、買ったりするときはこの評価を基準にするととてもわかり易いですね。
唯一人の手が加わるのが「cut」。この要素が甘いとダイヤモンドの質が良くてもだいなしです。できればエクセレントの評価があるものが望ましいです。
「clarity」=「透明度」もS2~S1(肉眼で内包物を見るのが困難)以上がキラキラとした輝きを邪魔しないので、覚えておいてください。
(Vs以上であればもっと内包物が少なくなります。)

こうした4cとは別に、ダイヤモンドにはまるで血液型のように4つの区別があります。
ダイヤモンドは炭と同じ炭素で出来ていますが、その中に窒素がどれだけ混ざっているのかで純粋性を分けています。
これについてはちょっとマニアックな話になるので、私が開催してるオンラインのジュエリー講座で詳しく解説してます。

多彩な種類

ダイヤモンドは「黄色」で評価すると前述しましたが、実は多彩な色の種類があります。下の写真の他にもブルーやグリーンもあり、どれも非常にレアでそれ故高額になります。

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硬度と取り扱いについて

ダイヤモンドの硬度は10。これは最も高い値で地球上で1番硬い鉱物です。
この「硬度」とは引っ掻き傷に強いか否かという意味です。
ということはダイヤモンドといえども割れることはあります。だって原石から写真のような整った姿に加工できるわけですから。納得でしょ?
実は、横からの衝撃には弱いのです。ただ、商品はしっかり爪留めされているので、ダイヤモンドに直接横から当たる確率は非常に低いですよね。ご安心を。

お手入れの方法をご紹介しましょう。
まず、先ほど少し触れましたが、ダイヤモンドは炭素で構成されてます。
なので、火🔥炎に弱いので、火気には注意。また親油性があるので、例えば指で触るとくもりの原因になります。台所用の中性洗剤を少し手のひらに垂らし水でちょっと薄めて洗い、よく流しましょう。ビックリするほどキラッキラっに蘇ります。簡単なのでぜひ習慣にしてください。

お・ま・け

日本の国石はヒスイです。実はヒスイはダイヤモンドより粘り気が強く、割れにくいんです。よく中国の工芸品でヒスイの彫刻を見ますよね。ダイヤモンドではあのようなことはできません。硬度はヒスイの方が低いので双方をすり合わせると、ヒスイの方に傷がつきます。またヒスイを漢字で書くと「翡翠」=「カワセミ」(美しい緑色の鳥)なんですよね。宝石って面白いでしょ?
では、またお会いしましょう。
彩華より

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