いつまでも海

日常のあれこれ

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最近の記事

聖⭐︎おにいさんを想う4月8日

毎年4月8日は新生活でそわそわしている事が多い。そわそわしている反面、外にでると気持ちいい風が吹く。そんな日に私はいつも思い出す2人がいる。そう、立川に住んでいる聖人2人。 立川で2人が過ごす日常のお話。大きな展開は無い(天使の気遣いにより奇跡はたまに起こる)けど、それがとても心地よい。私が生きている世界線に確実に2人がいる気がしている。 2人を探しに立川に行ったこともある。アニメやドラマの場所に行くことを聖地巡礼というけど、この2人の聖地巡礼は本当に聖地すぎる。言葉に嘘

    • 家主と台風クラブの最高ライブ

      それはもうあっという間の4時間だった。まだライブ後の耳鳴りと余韻が続いている今。最高な時間の記録を書こうと思う。 (ライブの感想って1人で盛り上がって一気に書くので俯瞰的に見るとついていけなくなるし自分で読み返しても恥ずかしくなります。以下、私の音楽に陶酔している文章をどうぞ。) まず、結論から言うと今回のライブは本当に最高だった。そうだよなライブってこんなに日常から解放されて幸せになるんだよな。と改めて思った。今後家主と台風クラブが更に有名になった時、伝説のライブになる

      • 七色いんこ 手塚治虫

        友人から手塚治虫の「七色いんこ」をプレゼントされた。漫画を読む習慣が生活になかったけど、本も音楽も昔の作品に惹かれてしまう私にとってとても嬉しい贈り物だった。 以下、手塚治虫のホームページから引用した七色いんこのあらすじです。 漫画の感想を書く前に、日常的に漫画をあまり読まない生活をしていたのでいざ漫画を読むとなると、1コマ1コマの完成度の高さにうっとりしてしまいなかなか次のページをめくることが難しかった。漫画家さんたちが生み出す作品の労力は本当に凄いなと圧倒された。 代

        • オキナワ・ヘヴィー・ポップ 照屋勇賢さん 

          本当にただの思いつきだった。照屋勇賢さんの展示会に行くことにした。展示会を見た今となっては、思いつきで行くことになって本当に良かったと思う。事前情報を入れずに見て感じた時の感動と気づきがあったのでその気持ちをみんなに味わって欲しく閉幕後に感想を書くことにした。今この記事を読んでいる方は展示を見た方でしょうか。または見ていない方でしょうか。いずれにしても、今後、照屋勇賢さんの展示会があったら是非いってみてください。 Zone1_ Heavy Pop 「これまで」を「これから」

        聖⭐︎おにいさんを想う4月8日

          映画「さかなのこ」の優しい世界

          さかなクンの自伝的エッセイを原作とした沖田修一監督の「さかなのこ」。上映されているときは内容もよく分からないまま、なんとなく映像の質感が良いなと思いつつも結局見ず。今回サブスクに上がっていたことから見てみることにした。 結論からいうと、終始泣きながら映画を観た。シクシクタイプではなく、手の甲で涙を拭う小学生スタイルの泣き方だった。ここが映画館じゃなくて良かったと心から思った。 この映画、冒頭に「男か女かはどっちでもいい」とスクリーンに映し出される。さかなクン役、劇中でいう

          映画「さかなのこ」の優しい世界

          〈サブエピソード〉くどうれいんさんの桃を煮るひとを購入するに至るまで

          地域柄、本の発売日に書店へ行っても新刊が並んでおらず数日後にやっと書店へ並ぶ。そのため、発売前から欲しい本がある場合、ネットで予約をして家まで届けてもらう方が新刊が書店にいつ並ぶかそわそわしなくて良いし楽だ。その楽さに甘んじて最近ではネットで本を買うことも多くなった。 しかし、くどうれいんさんの「桃を煮るひと」は書店先行発売や、サイン本・特典ペーパー取扱店があったりと書店で購入してほしいという気持ちが伝わってきた。この想いはれいんさんもだし出版社のミシマ社の皆さんもそう思っ

          〈サブエピソード〉くどうれいんさんの桃を煮るひとを購入するに至るまで

          くどうれいんさんの「桃を煮るひと」

          自分でもどういった経緯でフォローしたのか忘れてしまったけど、くどうれいんさんが学生の頃からSNSをフォローしている。 古参ぶるのやな感じだし、昔から知ってるなんていっても、ただ一方的にSNSを見ていただけの話だし本当のところは何も知らない。 ただ、私がSNS上で垣間見える彼女の言葉やたまにアップする写真なんかになんだか良いな〜と思ったのは確かでなのでずっとフォローをしている。 短歌や俳句を詠む彼女の言葉が好きだったし、学生で一人暮らしをしていたであろう頃の彼女のSNSに

          くどうれいんさんの「桃を煮るひと」

          Summer Eye(元シャムキャッツ夏目さん)の大吉LPリリースパーティー

          元シャムキャッツの夏目さんこと、Summer Eyeさんの大吉LPリリースパーティーに行った。 DTMの機械的な音に夏目さんの優しい歌声が乗り、音楽が可視化できるのであれば音の上でワンピースを着た少女が踊っていてそのスカートのひらひらが心地よさを残して次の音に乗っていくような。言語化は難しいけどそういう印象を感じた。 小さな箱だったので、あちらこちらに自由に移動して歌う夏目さん。ステージと客の境目がない分、お客としてその場にいる人たちもライブを見ているというより一緒に踊っ

          Summer Eye(元シャムキャッツ夏目さん)の大吉LPリリースパーティー

          又吉直樹とカネコアヤノの朗読と閃きの夜(感想)

          朗読会のレポートについては、下記の投稿でまとめています。今回の投稿は感想がメインとなっているので、朗読会の内容が知りたい方はリンクを貼り付けしている投稿を見た方が良いかもしれません。私の感想を読んでも良いよ〜という優しい方は引き続き以下の文章をどうぞ。 又吉直樹さんとカネコアヤノさん、進行にパンサー向井さんの朗読会「朗読と閃きの夜」に参加した。日頃から又吉さんの本を読み、カネコアヤノさんの音楽を聴き、「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけ」ラジオを聴いている私にとってはとても特

          又吉直樹とカネコアヤノの朗読と閃きの夜(感想)

          又吉直樹とカネコアヤノの朗読と閃きの夜

          この投稿はレポートになっています。感想は別で投稿しました。 普段から又吉直樹さんの本を読む。月と散文も良かったな。 生で聴くカネコアヤノさんのライブかっこよすぎたな。 又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間のラジオ楽しかったな。 いつもの私はこんな調子で生活を送っているので、又吉さんとカネコアヤノさん向井さんのイベントが行われると知ったときの衝撃は凄かった。無料ということにもとても驚いた。 抽選方式で約10日前にハガキが届いた人は当選といった、直前にならないと分からない

          又吉直樹とカネコアヤノの朗読と閃きの夜

          台湾客家(はっか)民族の擂茶(れいちゃ)という優しいお茶

          みなさんは擂茶(れいちゃ)をご存じでしょうか?私は今まで全く知らず、先日、台湾関係のお店が集う催事があってたまたま知りました。 松本商店さんが擂茶を取り扱っていて、店主の松本さんが台湾に行った時に擂茶を飲んで、美味しさのあまり日本で販売できないかということで苦労をしてどうにか販売できるようになったとのこと。日本ではなかなか擂茶自体を見かけることは無いけど、台湾ではかなりポピュラーでスターバックスでも擂茶ラテがあったりするらしい。 お茶といってもかなりとろっとしている。それ

          台湾客家(はっか)民族の擂茶(れいちゃ)という優しいお茶

          念願の神谷バーで電気ブランとビールを交互に流し込み浪漫の香りに包まれた私

          2023年3月。1人で羽田空港に降り立った私は約3年振りにめい一杯都会の空気を肺に入れあまり美味しくないことを改めて確認し、乗り方を忘れた電車に揺られてあるところへ向かった。 重たいスーツケースを片手に地下鉄の長い階段をやっと登ると青空が広がっていた。 浅草に着いた。 休日ということもあったせいかぶつからないように歩くのが難しいほど通りには人が沢山。ちょっとしたお祭りじゃないかと思いつつこれが東京なのかと久々に実感した。 今回私が浅草に行った理由。それは「神谷バー」に

          念願の神谷バーで電気ブランとビールを交互に流し込み浪漫の香りに包まれた私

          Aマッソのヤンタンから「the tiva」へと繋がる幸せラジオ体験

          Aマッソのヤンタンを聞いていると、加納さんが仕事終わりに音楽ライブに行ったという話をしていた。チャットモンチーやEGO-WRAPPINを聞いていたり、エッセイではyogee new wavesの歌詞を引用したこともある加納さんなので今まさに聴いている音楽の話は興味があるなと思い、「the tiva」というバンドが~、と話し出したエピソードトークの序盤でひとまずラジオをストップしてティバを検索し聴いてみた。(まずはラジオ聴けよとおもいますが、少しだけ音楽を聴いてラジオに戻るつも

          Aマッソのヤンタンから「the tiva」へと繋がる幸せラジオ体験

          映画「ドキュメント サニーデイ・サービス」を観て感じ取る日本語の美しさ

          映画「ドキュメント サニーデイ・サービス」を観た。恥ずかしながらあまりサニーデイの音楽を聴かずに私はここまで生きてきた。だけど、今日を境にして私はサニーデイの虜になってしまった。なので感想が初心者すぎると思いますが許してください。私の浅い感想でも良い方は以下の文章をどうぞ。 映画の感想に入る前に、私は最近日本語の美しさに関心がある。高田渉さんが歌う日常歌詞の気持ち良さや、音楽ではないけど谷川俊太郎さんの詩の美しさにはとても感動してしまう。 外国語が話せるわけではないので当

          映画「ドキュメント サニーデイ・サービス」を観て感じ取る日本語の美しさ

          レコードとの出会い。遠くにいってしまった高田渉さん。

          レコードとの出会いはほとんど一期一会。このレコードが欲しいとおもってお店に行ってもあるわけもなく、ことあるごとにレコード店に通い自分が欲しいレコードとの出会いを待つ。もしくはお店のレコード棚の中から新開拓として好みの楽曲を引き当てるかのどちらかだと思う。 私も基本的にレコードは実際にお店に行って探したいと思っている。ネットで買うものといえば新譜もしくは再プレス盤として予約販売されるもの。そういったレコードも本当は実店舗で買いたいと思うけど完売になるかもしれないので念のためネ

          レコードとの出会い。遠くにいってしまった高田渉さん。

          作品の共感性と独自性(ハライチのターン!を聞いての備忘録)

          テレビで放送されるようないわゆる世の中で流行っている音楽と、音楽フェスで聴けるような音楽との違いだったり、インディーでやっていたバンドがメジャーになる時にサウンドの感じが変わったりする事象についてモヤモヤしている感情があったのですが、2023年8月3日のハライチのターン!にて岩井さんの会話がなんだか気持ちをすっきりさせてくれたので備忘録までに。 ハライチのターン!にて宮崎駿監督の君たちはどう生きるかを観ての岩井さんの感想の中で、多少中略しているところもありますが次のように話

          作品の共感性と独自性(ハライチのターン!を聞いての備忘録)