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「笑って人類!」は人類へ向けたメッセージだ!

友人より太田光さん著の「笑って人類!」のサイン本をもらった。
読みたいと思っていたのでこのタイミングでプレゼントしてもらえる嬉しさと、手にもった本の重さに驚いた。
噂には聞いていたけどこんなに分厚いのかと思いながらページをめくると全ページ2段書きになっていて相当なボリュームだと思った。
友人とは良い意味で文字の暴力だと笑っていたが、読み終わった今となっては、こんなにもの創造と熱量を読者に伝えてくれる太田光さんに惚れ惚れしたし、絶対にみんなに読んでほしいと思った。

めちゃくちゃ良い内容だったので読んだ後は更にサインのありがたみで浮かれてしまいました。
この分厚さで2段書きです。
外出時も手ぬぐいに包んで持ち歩いていました。

《あらすじ》

子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。
世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!?

主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。

笑いと興奮と感動と――。
「言葉の力」を信じる爆笑問題・太田光、祈りのような書き下ろしエンターテインメント!

笑って人類!のあらすじより

現実世界とは異なる世界線の話だけど、政治・IT化・紛争・核・テロ・自然災害・環境問題・多様性といった課題を抱えている各国。
あらすじのとおり極東の小国・ピースランド首相を中心として様々な困難を迎える。
その獅子奮迅ぶりは、カッコいいものではなく、泥臭くて人間味がある。嫌われ者の政治家だけど何故か憎めない。

人間が人間として生きている限り、私利私欲といった感情はあるものの、大事ものを大切にしたい気持ちもどこかで皆持っている。
その大事なものというのが、家族なのか友人なのか、自分自身なのか、将来を生きる子供たちなのか人によって様々だと思う。
人類は情報過多の世の中で大事なものを見失っている気がするが、この本を読むと何が大切なのか改めて気づかされる気がした。

手に取った当初は文字量に圧倒されたけど、内容の展開が多くシリアスなシーンでも笑ってしまう箇所がちりばめられていて飽きること無く一気に読める作品だった。
また、登場人物みなそれぞれの色があって人間としての苦い部分も含め面白い人柄で愛らしく感じる。

2023年5月19日から3日間、先進国首脳会議いわゆるG7サミットが広島にて行われる。
唯一の被爆国そして被爆地で各国の首脳が集い地球規模の問題課題について会議を行うわけだ。
私利私欲ではなく、良い未来を子供達に残してほしい。

このタイミングで「笑って人類!」を読めて本当に良かった。未来に希望が持てた気がした。
また、芸人太田光さんの頭の中を少しだけ覗けた気がするものの、覗いたものは断片的な一部であってまだまだ私たちが到底理解のできない人間としての深みがあるのだろうと思わせる作品だった。みなさんも是非読んでほしい。

それと、こんなに良い本をサイン付きで贈ってくれた友人。
私がこの分厚い本を楽しく読むだろうという確信のもと、贈ってくれた分厚い本をあなた方の読み通り私は全ての時間を費やし一気に読んでしまいました。最高です。読んだ後にサインがある嬉しさの気持ちで2倍最高です。本当にありがとう。

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