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「詩」を詠む POETRY始めたばかり

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人生初めての「詩」を詠む 初級者なので、おかしな点 満載だと思いますが 挑戦に意義あり。
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記事一覧

得るための対価

不公平で不平等 持てる者は持ち 持たざる者はあがく いつか報われ いつか叶う ささやかな「…

76

めぐりくる

時に 喜びや楽しさより 悲しみや 人生の過酷さの方が 鮮烈な記憶として 留められる 時を戻し…

81

Fin

裏切りの鐘は とうに鳴り響き 天秤や たばかりの 知らせ言葉も 示されていたのに 純想は幼い…

83

Bijoux(宝石)

一瞬の結末に 砕けた宝石をひらう イエローダイヤモンドで (友情) 始まり 鳳仙花のレッド…

あこがれ

いと…高き人 叶わぬからこそ願い 届かぬがゆえに欲し 心の望みに 焼け付く芯が 行き場をな…

87

ひとり進む

粉々になるということは 涙すら見せてはいけない 朗らかな笑顔で これまでと変わりなく 楽し…

The past

相槌だけで しあわせ 同じ想いと ゆらぐ季節(過去)を 回想さすらう ひと時の 満ち足りた幸福 見知らぬ夢から 手繰りほどくと 儚い夜の香りが末枯れ 終が観えた 瞬の暗転に戸惑い 混乱しながら 捨てられた 当たり前を追いかける サヨナラの覚えない虚ろに 消された面影を求め 走り 手を伸ばし 悲しみを追い越したら もう一度 最初の出会いに 途切れた あの場所 回り逢えた あの場所 すれ違った あの場所に 偶然を望む愚かな心 跡かたどころか 気配も無く

ひとつぶ

良くも悪くも廻るんだよ 何故変わらないと 思い込んだのか? 熱いものは覚め 冷たさに慣れる …

添う

テーブルから はじき出された 「おはじき」は 部屋の隅に転がったまま 忘れられ… 埃をかぶる …

ゆらゆらとふるえ

最初は真っ暗 閃光が目くらましをかけた パステルな黄色から オレンジとなり ピンクに変化…

人生の黄昏

反省と慚愧の色で描いた 最初で最後の「絵」は 幼く キツい 見えない棘が 触れる者の 知と涙…

物語

いつか これも 物語になる そして いつか 会えたら 守れない約束をする あなたの帰りを待つ …

まどろみ

目を閉じて そっと横になる 中天の月から ふりそそぐ 冴えた光は 冷たく恋し 彼の人の声 触…

ST・VALENTINE

丸くなり固く固く 閉ざしていた背 何も聞かない 何も感じない 今日、おつむを てんてんと つつく 温かみに ぐぅーんと 伸びをすると 変わり目の気配がする 季節に冬と春が混ざり始めた グレーの自転車で 寒と暖をかき分けるように 走り抜けると 風向きが変わり 空を渡り鳥が去っていく 今日はイブだ バレンタインイブ 始まりの 新しい季節が やってくる 春風のラッピングで 菜の花と桜の リボンをかけて 親愛をあなたに