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そもそもあんまり役所に行くことも無いため、巷で耳にする「役所の人間なんて」と思ったことすら無かったのだが、その感情の一端に触れるようで、その理由が分かるようなことがある。私の前職や、マイナンバー制度での悲しいエピソードを交えて。


銀行員目線。

財務省から左図のような開示情報を入手し、社内で整理し、ホームページで開示する必要があったりする。「かの国が経済制裁対象と設定された情報を基に、当銀行として該当する国への送金は不可となります」などと表現することになりますが、

財務省で管理されているwordが使いづらくて仕方がない。

想像してみて欲しい。Excelのように、選択した「セル」を「Ctrl+C」で直感的にコピーできるわけではなく、Wordでは「言葉を範囲選択」の上でコピーする必要がある。それが、何百件という件数に渡ったり、開示するスケジュールが不定期なくせに、日に五月雨で更新する場合も往々にしてあり、金融機関への嫌がらせとしか思えないのだ。

こんなword、excelにして欲しい


マイナポイント。

民間と違い、間口を狭めて税金を費やす相手を減らす思惑があることも分かっている。何よりも、私のスマートフォンが古い機種なことが、圧倒的に悪いことは分かっている。だが、いかんせん、

配慮が足りないのは、もはや文化なのだと実感した。

最近のスマートフォンには、翳すだけでICチップを読みこむ機能があるが、古いものには無い。手続きのための「マイナポータル」という専用サイトでは、アプリの対応機種などについて触れていないが、対応していない機種でアプリをダウンロードしても、結論、何の意味もない。想像してみて欲しい。最後のこの画面で、私は何度も、読み込めるはずのないマイナンバーカードを翳す!翳す!翳す!

滑稽すぎ!

笑ってやってください。もう、この配慮の無さは、私がスマートフォンを変えないのと同じくらいの、罪だと思う。

アプリダウンロードを促す画面
アプリでマイナンバーカード読み取りを促す画面


舘ひろしさんもやってるんかこれ。