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秋らしい季節の朝に英語の時制について考える【英文法】

この記事では、英語の時制の現在形と過去形について書いています。他の記事とちがって、勉強の内容の説明に入る前にイントロを入れています。

イントロ

今朝、6時ごろに起きて外に出たときに、秋のような匂いがしました。自然のにおいというと大げさな感じがしますが、秋らしいと思いました。日常の生活の中で、いつも習慣として続けていることはこれといってありません。朝にいつも食べるものなど、ばらばらです。
今日は、缶コーヒーを飲んでみました。

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明日も飲むかというと、たぶん飲まないと思います😊

油断していると、食事や時間感覚が不規則になってくるので、ある程度の好ましい習慣をつけられたらいいのですが。

私は大学で数学を専攻していたのですが、塾などで授業をするときに、数学ではない科目をするときもありました。そのため、英語のnote記事を書いたりもします。

英語の時制

高校1年の英語の授業の内容で、「時制」という単元があります。よくわからないと生徒さんから質問される単元です。

時制の単元は、英語と日本語の感覚的なちがいなのか、なかなか理解しにくいところがあります。私自身は日本生まれの日本育ちで、留学経験はありません。

自分が高校生のときに、やはり時制についてのネイティブ的な感覚は一切わからないままでした。

テストで得点をするということを考えると、よく出題される問題を効率よく覚えて、判断することが出てくるのはこんなところだから注意しておこうなどと内容を整理していたものです。

ただ、テストで得点できたとしても、何か気分がよくない状態ですから、大学生のころから少しづつ時制の感覚はどうなのかということを調べていました。

そうして経験したことと、今の教育のカリキュラムや受験問題の傾向が混ざったものを自分の授業で出している感じです。

現在形について

私が大学受験をするときに、「よくわかっていないな」と思ったことは現在時制です。

最近の生徒さんたちとの授業の中で、当時の私と同じく現在時制がとらえにくいと思う場面が見られました。

参考書を読むと、日常の習慣や普遍の真理など英文法の用語が出てきます。

中1の頃の教科書は、現在形が中心ですが、その中で現在進行形とさらに話をややこしくする「完了形」もあって、余計に理解しにくくなる感じです。

大学の英文法の本などで、調べてみるとtense(テンス)とか相(アスペクト)とさらに難しい言葉が…

高校生で英語がよくわからないと思う生徒さんに、こういう難しい内容を話すのは…

しかし、ある程度の考える土台のようなものを伝えないとわからないままです。

文法的に正確に伝えることと、負担になり過ぎないように感覚的にとどめておくことのバランスをとりながら、授業をするように心がけています。

大枠として、「進行形」は「動作や行為を行っている最中(途中)」という感じを持ってもらうようにしています。

「現在形」については、「いつも変わらずずっと続いている」というイメージを持ってもらうことにしています。参考書などに、よく表面的な言い方に違いがあるかもしれませんが、このようなことが書かれています。この代表例が普遍の真理や日常の習慣です。

〈例文〉
I play soccer in the park on Sunday.
(私は日曜日にその公園でサッカーをします。)
「現在の習慣」を日常感覚的に、毎週の日曜日にサッカーをする習慣があると感じてもらえたら。(実際の私はスポーツをずっとしていませんが…)

この内容は、「ずっと続いている習慣」という感じです。しかし、たった今、この瞬間にサッカーをしているかどうかは不明です。

例えば、電話で話をしていて、「今、何してんの?」という質問に、「今、公園でサッカーをしている」と返答したいときだと、ニュアンスがちがってきます。

現在進行形について

今、動作・行為の最中(途中)という雰囲気を出したいときに進行形を使います。

〈例文〉
I am playing soccer in the park.
(私は公園でサッカーをしているところです。)

このように、時制の単元はややこしいですが、まず土台となる内容をつかんでもらって、それから受験の傾向などを加味しながら細かい内容をつけ加えるように授業をしています。

参考:相(アスペクト)を少し

過去・現在・未来のそれぞれに、進行形・完了形・完了進行形と変化をつけると、どんな意味になるのかと学習することが多い単元になります。

受験でよく出題される例外項目などもあります。

時制の単元の授業をするにあたって、現在形を考えると、私自身が日常的に続けている好ましい習慣がないので少し凹みますが。

生活が不規則になり過ぎないように心がけていこうと思う次第であります。

過去形について

以下の部分で、過去形についての内容を書いています。過去形を勉強するときに、中学英語のよく使う語順について整理しておくと良いかと思います。

中学段階で英語の5文型を理解するのは大変かと思いますので、それに代わる理解しやすい型があります。もし、ご興味があれば、ご覧ください。

【英語のよく使う語順】
 主語+動詞+(目的語)
    +場所を表す語句+時を表す語句.

※これは5文型を理解する前の代表的な型と思っておいてください。基本5文型については、こちらにまとめています。
https://note.com/ivos10iwa/n/n318dd4a2a027
動詞が他動詞のときに、(~を/~に)などの目的語が後ろに置かれます。

副詞の働きをする修飾語句ですが、先に場所を表す語がきて、その後に時を表す語句がきます。

【過去形の例文】
I cleaned my room yesterday.
私は昨日、自分の部屋をそうじした。
※コンマ(,)がなくても、漢字が続いたりするときに「、」を訳に書くときがあります。

→ライティングのときに、不必要なコンマを入れないように注意が必要です。

この例文では、yesterday(昨日)という過去を表す語句があります。

cleanという動詞は規則動詞で、過去形には「ed」がつきます。

そして、cleanは他動詞なので、後ろに目的語が置かれます。その目的語がroomです。

myのような冠詞や形容詞が目的語の前に置かれるときもあります。

clean my room(私の部屋をそうじする)で、「他動詞+目的語」になっています。

【注意点】

yeasterdayのような過去を表す語句があると、時制の基点は過去ということになります。

中学3年のときに、現在完了形を習いますが、現在完了形は時の基点が現在にあり、過去から現在にわたる内容を表します。

そのため、過去を表す語句があると、時制の基点が過去になるので、現在完了形は使えないということになります。

【時を表す副詞について】

yesterday(昨日)は名詞ですが、文末や文頭に置かれると、時を表す副詞として働きます。
他にも、today(今日)も名詞ですが、同じく文末や文頭に置かれると、時を表す副詞として働きます。
   Yesterday, I cleaned my room.
先ほどの例文のyesterdayを文頭にもってきた文です。意味は先ほどの例文と同じです。

また、前置詞の固まりが時を表す副詞として働くことがあります。
「in the morning(午前中)」というようなものです。

I cleaned my room in the morning.
「私は午前中に自分の部屋をそうじした。」

時を表す副詞として働く前置詞の固まりも、文頭に置かれるときがあります。
In the morning I cleaned my room.
やはり意味は同じです。

不規則動詞を使った過去形の文

先ほどのcleanは規則動詞で「ed」をつけて過去形を表しましたが、不規則動詞といってその動詞特有の形で過去形を表すものがあります。
中1の英語で出てきたgo(行く)という他動詞ですが、不規則動詞で過去形はwent(行った)となります。

行先となる場所を表す語句は「to + 名詞」という形でgoの後ろに置かれます。

〈例文〉
I went to the library yesterday.
「私は昨日、図書館へ行った。」

「主語+動詞+場所を表す語句+時を表す語句」の語順が基本です。

ただし、時を表す語句が不規則動詞のときにも文頭に置かれるときがあります。
I went to the library yesterday.
意味は同じです。

be動詞が使われる過去形の文

be動詞が過去形で使われるときには、次のようになります。

am→was, is→was, are→were

be動詞を使うときに、主語となる人の感情を表すときがあります。

人(主語) + be動詞 + 感情を表す形容詞

この形で過去形にすると、過去の心理状態を表します。

〈例文〉
I was happy.
「私はうれしかった。」

ちなみに、中1のときに習ったのは現在形のときです。

〈例文〉
I am happy.
「私はうれしい。」

今朝は、久しぶりに秋の匂いがして気分が落ち着いた感じです。これで、この記事の内容は終了です。完了形については、こちらの記事に書いています。

2021年4月からは、公立中学の英文法の中学3年内容には注意です。

今まで高校英文法で学習していた現在完了進行形と仮定法が、中学英語の中3内容として出てきます。

現在完了進行形については、次のnote記事で解説をしています。今回の記事で取りあげた現在進行形は、動作の最中ということでしたが、現在完了進行形は、今おこなわれている動作が継続して続いているという意味になります。

仮定法については、次のnote記事で、高校英文法で学習する基本的な仮定法の形について書いています。仮定法過去と、仮定法過去完了の内容です。

もし、英文法という一般法則を使って個別の事柄を明らかにする演繹(えんえき)という大切な考え方にご興味がありましたら、こちらをご参照ください。途中から有料記事になりますが、be動詞についての理解が深められるかと思います。価格は200円です。


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