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時間の経過を表す英語passを学び直し【英文法】

高校の英語のテストや大学受験の英語で、動詞そのものの用法を理解して使う問題が出題されることがあります。

このタイプの問題は注意が必要になります。

理由は、日本語の訳を覚えていても、日本語では問題がけれども、英語の文法としては誤りとなることがあるからです。

よくテストで出題されるのが、passという動詞です。

passの意味は「過ぎる」なのですが、正確に使い方を理解しておく必要があります。

🔻目次
 ・動詞passの用法について
 ・現在完了の継続用法
 ・英文の書き換え問題


時制の考え方というよりも、動詞の用法自体に誤りがあり、英文が間違ってしまうということもあります。

そこで、passという動詞を使ってこの内容を説明していきます。

【passの用法について】

例えば、「・・・してから2年が経ちました」という英文を書くとします。

誤りの文→I have passed two years since ・・・

なぜ誤りかというと、passは「(時を主語として)過ぎる/経つ」という意味です。

人を表す語をpassの主語にすると、「(場所などを)通り過ぎる」という意味になります。

「I have passed two years」は人を表す語Iを使って時が過ぎる(経つ)ということを表しています。

この英文は、時を表す語two yearsを主語にします。

Two years have passed since ・・・


【現在完了の継続用法】

現在完了の継続用法は、期間を表す語句と一緒によく使われます。

sinceは「・・・から」という意味を表します。

接続詞としても、前置詞としても使えます。

sinceを接続詞として使って、次の日本語を英語にしてみます。

「私の妹がこの学校に入学してから2年経ちます。」

ライティングのときには、文法の正確さが必要になります。

Two years(S) have passed(V)

since my sister(S') entered(V') this school(O').

細かい文法ですが、sinceを接続詞として使うと、sinceの後ろに主語と動詞が置かれます。

SとS'が主語で、VとV'が動詞、O'が目的語になります。

【英文の書き換え】

Two years have passed since my sister entered this school.

私の妹がこの学校に入学してから2年経ちます。


この文が表す内容を考えて、文法的に正しい英文を作ります。

①2年の時が経つことを時間を表す形式主語Itを使って書くこともできます。

It has been two years since my sister entered this school.


②妹が2年前に入学したという過去の事実を書くこともできます。

2年前という過去を表す語句があるので、時の基点が過去なので、過去から現在にわたる継続を表す現在完了形は使えません。

My sister entered this school two years ago.


【まとめ】

時制の問題は、複数の論点が組み合わさることが多いです。

・動詞の用法を理解している
・時制を理解している


動詞の用法と現在完了、もしくは過去形という時制を合わせた内容を扱いました。

英語の勉強は必要なことを理解しつつ、覚えることを覚えるのが大切かと思います。

ちなみに、高校英語の基本5文型をまとめた記事は、こちらになります。無料で5つの文型を網羅できるのでオススメです。

また、英文法という一般法則を使って個別の事柄を明らかにする演繹(えんえき)という大切な考え方があります。

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