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わたしはADHDの大人。

最近よく聞く「大人のADHD」。ADHDとは発達障害のひとつで、注意力や集中力の質が、「いわゆるふつうの人」とは少し違っていて、そのために人間関係や社会生活で困りごとを持っている人にたいしてそういう診断が下ることがある、のだが、じつは私も一昨年、30代半ばにして自分にADHDの傾向があることを知ったわけなのです。それで障害者手帳なども所持するようになった。

そういうことがあって、先日父が私に尋ねてきた。「結局お前が会社をコロコロ変えて一向に落ち着かないのは、ADHDだから、ということでいいのか?」と。

それは結構微妙な話だと思っていて「仮にADHDというような自分自身の傾向があるとしても、それとは別に、会社の上司がすごいパワハラをふるってきたり、ブラックな業界を選んでいるから、とうこともある」と、答えた。確かに私は8社ほど会社を渡り歩いてきて、今は同時並行で全然別々の仕事をかけもちしており、こういう仕事のやり方がひとつの会社でずっと働いているより性分に合っているなあ、と身にしみて感じている。

しかし、今まで会社を移ってきたなかで、「ずっとここで働きたいなあ」と思う会社もあったわけで、タイミングと状況しだいでひとつの会社にずっといた可能性もあったと思う。私は自分の今までの状況が、自分の性格や障害だけで形成されたとはぜんぜん思わない。それも確かにあると思うのだが、実際の人生というのはもっと複雑な要素が絡み合って、その人の意思や性格とは全く違うところに偶然運ばれて行くことだって大いにあるだろう。

しかし、自分が発達障害であることが分かって、ほっとした部分もある。なんだか適応できない場面があるのも事実で、それが他の人にはできている、という焦りを感じることがあった。しかし、自分がADHDである、ということを分かって、自己理解が一歩進んだことにより、「まあしょうがないな」と思えるようになった部分もある。

必要なのは、自分の特性を理解することと、同時に、それにとらわれずに柔軟に動くこと、その両方だなあ、と思っている。話がそれるが、障害者手帳を持っていると、美術館などタダで入れるところが結構ある!悪くないなあ笑

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