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【映画感想文】ジュラシック・パーク

普段投稿しているジャンルと全然違いますが、Netflixで名作映画「ジュラシック・パーク」を改めて観たので、その感想を書きます。

少しだけ経緯を説明すると、最初はNetflixのドキュメンタリー映画「私たちの地球の生命」を観て感想を書こうと思っていました。

ただ、その映画の製作総指揮がスピルバーグさんだったので、その前に同じ恐竜が出てくる「ジュラシック・パーク」を改めて観たら、めちゃめちゃ面白かったので、その感想を書くことになりました。

ちなみに、2023年は「ジュラシック・パーク」公開30周年らしいです。


一応以下では映画の内容に触れますが、今更ネタバレは無いですよね?



全体の感想

語彙力は足りないですが、ただただ圧倒されました

最初は「記事で書く内容を考えながら観よう」なんて思っていましたが、そんな考えは吹き飛んで、ただただ作品の世界に入り込んで、最後まで監督の意のままに観させられた感覚になりました。

それほどストーリーが巧みで、良く設計されており、改めて名作のストーリーって凄いなあと感じました。

最近色々なアニメを観ることが増えましたが、「この設定おかしくない?」などと、どこか引いた視点で作品を観ることが多かったので、「ジュラシック・パーク」を観て、没入する楽しさを改めて感じました

時代の転換点

少し感想からは離れますが、「ジュラシック・パーク」は、映画へのCG技術の導入の転換点となった作品です。

この作品以降、加速度的にCG技術は発展し、「トイ・ストーリー」や「アバター」など、CG技術をフルに活かした作品が続々と誕生しました。

ただ当の「ジュラシック・パーク」では、CG技術以外にも、実物の模型を使用したり、巨大な背景セットを実際に組んだりなど、アナログとデジタルを上手く融合した映像作りが行われていました。

もちろん「ジュラシック・パーク」に登場する恐竜は、本物と錯覚するほどによくできていますが、それらはCG技術と模型を組み合わせ、かつカメラワークなどの見せ方を工夫した、総合的な演出により成り立っています

その総合的な完成度の高さは、スピルバーグ監督の手腕であるとともに、時代の転換点がその高みへ押し上げたのかもしれません。

見せない美学

最後に、正直語り尽くされているかもしれませんが、「ジュラシック・パーク」で個人的に好きな場面は、T-Rexが近づいて来る際に、コップの水の揺れを映すシーンです。

「ジョーズ」などの映画で確立された手法ですが、T-Rexそのものを見せずに、その足音をコップの水の揺れで表現することで、目に見えない恐怖を演出するというものです。

「ジュラシック・パーク」の場合は、当時のCG技術の費用の高さを考えると、見せないことで予算を削減するという事情もあったと思いますが、それを逆手に取ったスピルバーグ監督なりの哲学があったと感じました。

コップの水以外にも、ラプトルの餌やりの場面や、森に潜んだラプトルとの戦闘など、対象物を見せずに、その周辺のものの動きや、足音などの音響、または光の当て方などで、対象物の存在を想像させる演出は、見事という以外ありません。

その他

ちょっと褒めてばかりだと気持ち悪いので、一つだけ不満点を。

おいハモンド社長、ネドリー1人にシステム任せすぎやろ!!

ただ、総合的には100点満点の映画だと思っています。


まとめ

普段投稿しているジャンルと全然違いますが、本記事ではNetflixで配信されている、名作映画「ジュラシック・パーク」を観た感想について書きました。

ほとんどの人が観たことのある映画だとは思いますが、この記事を読んで、また観たくなったと思っていただけると幸いです。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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