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【アニメ感想】16bitセンセーション ANOTHER LAYER

普段は葬送のフリーレンに関する投稿をしていますが、今日は最近観たアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の感想を投稿します。


以下内容はアニメのネタバレを含みますので、未視聴の方は読まないことをオススメします。


なんにせよチャレンジは褒めたい

まず具体的な内容に入る前に、本作品は全体的に、タイムリープをストーリーに用いています。

タイムリープものと言うと、大抵の場合はストーリーの矛盾や違和感が発生するので、なんとなく尻すぼみになる印象があります。

ただ本作品はちゃんと最後まで観ることができました。

ストーリーに矛盾や違和感がない訳ではないですが、タイムリープものと言う取り扱いが難しいものを、作品の熱量と勢いで突っ走ったことは、純粋に称賛したいなと思いました。

エロゲーという題材

上記で作品の熱量について言及しましたが、その熱量を与えたのは、エロゲーという題材だったからだと考えています。

少し説明しますが、主人公である秋里コノハは、エロゲーをこよなく愛しています。

そんな彼女がひょんなことから、タイムリープにて過去の秋葉原に行き、そこで出会った人達とエロゲーを作ることになります。

言い方は悪いかもしれませんが、エロゲーはゲームの中では「ニッチ」で、かつ年齢制限をされるような「いかがわしい」分野だと思います。

ただその「ニッチさ」と「いかがわしさ」が、コノハが最初にタイムリープした1992年付近の秋葉原の雰囲気に似ていると思いました。

そしてその雰囲気を知る製作陣やファン達が、一生懸命作品を押し上げたことが、作品の熱量として現れたのかなと思います。

まあ最終回付近はエロゲーというより、コンテンツ一般の話になっていたのですが、最初の勢いをつけたのは、この題材のおかげだと思っています。


予想できない展開

話は少し戻りますが、本作品ではタイムリープがストーリーに組み込まれています。

ゲームソフトの箱を開けることで、それが製作された年にタイムリープする、というのが基本になります。

一見単純な仕組みですが、途中でゲームソフトの数が減ったり、主人公以外がタイムリープしたり、未来が改変されたりと、回を追うごとにどんどん予想できない展開になります。

最終的にUFOが出てきた時は、思わず笑ってしまいましたが、なんだかんだその予想できない展開が面白かったです。

たぶん黎明期のエロゲーも、こんな展開だったんでしょうね。


まとめ

本記事では、最近観たアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の感想を紹介しました。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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