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【葬送のフリーレン】補足情報:世界地図

大きなネタバレではないので紹介しますが、アニメ「葬送のフリーレン」第1話の冒頭にて、世界地図が登場します。

漫画でも世界地図の描写はありますが、アニメのもののほうが、より詳しく描かれていました。

本記事では、アニメで登場した世界地図と、そこで気付いたことを紹介したいと思います。


漫画「葬送のフリーレン」の単行本全11巻107話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。


アニメでの世界地図

以下がアニメ第1話の冒頭に登場した世界地図です。

魔王城周りや南側諸国は、詳しく描かれていませんが、山・森・川などが描かれており、なんとなくの地理がわかるようになっています。

世界地図の北側部分
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より
世界地図の南側部分
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より

気付いたこと

勇者一行とフリーレン一行の旅路

以下は上記の世界地図の一部を拡大したものです。

世界地図 一部拡大
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より

何も記述はありませんが、この地図の中央下にある、お城みたいな記号の場所が、おそらく王都だと思われます。

王都は勇者一行の出発地点であり、ヒンメルの葬儀が行われた場所です。

そのすぐ右隣にある、Strahlと記載のある場所が、聖都シュトラールです。

司教であるハイターが仕事をしていた場所であり、晩年はその郊外でフェルンと一緒に暮らしていました。

その他にも、旅の途中に立ち寄る地方などの名前が多数記載されていますので、詳細は本記事の末尾にある補足にて説明します。

記載されている名前は、すべて一級魔法使い試験編までに登場するものなので、第2クールはそこまで描く可能性が高いと思われます。

地図上には点線が描かれていますが、これはおそらく主要な道路で、勇者一行およびフリーレン一行も、主にこの道路沿いに旅をしてきたと思われます。

王都から出発してその点線を辿ると、直線的ではなくSの字みたいな曲線的に、魔王城を目指していたことがわかります。

近道の可能性

仮に地図上の点線が主要な道路だとして、それに沿って旅を進めるのはある程度合理的です。

ただ、例えば王都からグラナト伯爵領までは、直線的な道程で進むほうが近いような感じがします。

なぜそのような近道を選択しなかったかの理由は明確ではありませんが、中央諸国といえど、クヴァールみたいな強力な魔族と出会うこともあるので、おそらく魔物・魔族との戦闘を極力避けるためだったと考えられます。

また、勇者一行の魔王討伐後の帰路について、地図の点線を見ると、往路のような西側陸路ルートではなく、海路を含む東側ルートを使った可能性が考えられます。

海路を使えば、半年から1年くらいで王都に帰ることができそうですね。

世界地図 一部拡大
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より

ヴィアベル達の帰還ルート

一級魔法使い試験編から登場した、北の辺境が故郷のヴィアベルは、試験終了後に海路にて帰還すると発言しています。

海路で帰還するヴィアベル
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ「葬送のフリーレン」 第62話より

試験会場の魔法都市オイサースト(Außerst)は、海沿いに位置していないので、一旦西に進んでどこかの港に出るのかなと推察しています。

北の辺境の故郷がどこにあるのか、正確な位置はわかりませんが、そこから海路を使って、北部高原より北の河川を遡上して、北の辺境にある故郷へ帰還するのかなと考えています。

フリーレンの世界が、河川の遡上が出来る技術レベルで無いなら、海沿いの港町から陸路になると思われます。

世界地図 一部拡大
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より

統一帝国の領土

地図上の点線が主要な道路だとして、大陸の隅々にまで広がっている訳ではありませんが、以下の統一帝国の領土と照らし合わせると、ほぼその領地内に主要な道路があることがわかります。

統一帝国の領土
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ「葬送のフリーレン」 第53話より

統一帝国とは、約1000年前に存在したとされる大陸最大の国です。

かなり昔の国ですが、その時期に主要な道路が整備されたとすると、かなりの技術レベルにあったと考えられます。

もしかしたら現代よりも優れていたかも。


まとめ

本記事では、アニメ「葬送のフリーレン」で登場した世界地図と、そこで気付いたことを紹介しました。

他に気付いたことがあれば、コメント欄にて教えていただけると有難いです。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。


補足

勇者一行とフリーレン一行の旅路

地名・都市名(アルファベット表記、主要な出来事)の表記法で、旅路の経路を示しています。

●中央諸国

王都 → 聖都シュトラール(Strahl) → ターク地方(Turk、蒼月草) → 交易都市ヴァルム(Warm、誕プレ) → グレーセ森林(Größe、クヴァール) → グランツ海峡(Granz、海岸掃除) → ブレット地方(Bredt、アイゼン故郷) → フォル盆地(Voll、フランメ手記) → ヴィレ地方(Wille、幻影鬼) → リーゲル峡谷(Riegel、紅鏡竜) → 城塞都市ヴァール(Waal、関所)

世界地図 中央諸国一部拡大
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より

●北側諸国

城塞都市ヴァール(Waal、関所) → エング街道(Eng、開放祭) → グラナト伯爵領(Granat、アウラ) → デッケ地方(Decke、クラフト) → アペティート地方(Appetit、ハンバーグ) → アルト森林(Alt、ザイン加入) → ラート地方(Rat、誕プレ) → バンデ森林(Bande、鏡蓮華) → ラオブ丘陵(Laub、混沌花) → 要塞都市フォーリヒ(Vorig、社交会) → クラー地方(Klar、フォル爺) → ローア街道(Rohr、頑固婆さん) → オッフェン群峰(Offen、フェルン風邪) → キュール地方の魔法都市オイサースト(Kühl, Außerst、一級魔法使い試験) → グローブ盆地(Gröbe、一次試験会場)

世界地図 北側諸国一部拡大
原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第1話より

後は戦士ゴリラが先に目指したとされる、交易都市テューア(Tür)が、北の方に位置しています。

統一帝国の領土
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ「葬送のフリーレン」 第34話より


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