＜第1位＞
◎ブロムシュテット指揮ゲヴァントハウス管弦楽団
 ［　１１　　月　　　９日　・　横浜みなとみらいホール　　　　　　　　　　　　　　　　　］１９２７年生まれ、今年９０歳を迎えたヘルベルト・ブロムシュテットは日本ではなじみ深い指揮者だが、彼が１９９８～０５年にカペルマイスターを務めたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との来日公演は、とりわけ特別な意味を持つ。彼は「この楽団には長年の歴史と伝統が根付いている」と全幅の信頼を置き、楽団員もこの老練なマエストロに対し、最大限の敬意を払っているからだ。これほど強固な信頼関係はなかなかお目にかかれない。
１１月９日の横浜みなとみらいホール公演は、その良好な関係を映し出したかのように爽快で心に沁みる演奏だった。前半のブラームス「ヴァイオリン協奏曲」はソリストのレオニダス・カヴァコスに寄り添って彼の無二の個性をうまく引き出し、後半のシューベルト「交響曲第８番『ザ・グレート』は、まるで大海のように深く穏やかな響きが感じられた。国境や年齢の壁を感じさせない音楽家の生きざまが見事に現れていた。

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●カンブルラン指揮読売日本交響楽団「アッシジの聖フランチェスコ」
 ［　１１　　月　　１９　日　・サントリーホール　　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●アラン・ギルバート指揮東京都交響楽団
 ［　　４　月　　　１８日　・東京オペラシティ　　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●ファビオ・ルイージ指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
 ［　　８　月　　　１８日　・　松本・キッセイ文化ホール　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●ハーゲン・クァルテット
 ［　　７　月　　３　日　・　トッパンホール　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●東京混声合唱団
 ［　　８　月　　９　日　・　第一生命ホール　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●新国立劇場「神々の黄昏」（飯守泰次郎指揮読売日本交響楽団）
 ［　１０　　月　　１１　日　・　新国立劇場　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●パーヴォ・ヤルヴィ指揮ＮＨＫ交響楽団「ドン・ジョヴァンニ」
 ［　　９　月　１１　　日　・横浜みなとみらいホール　　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団
 ［　５　　月　　１８　日　・東京オペラシティ　　　　　　　　　　　　　　　　　　］
●山田和樹指揮日本フィルハーモニー交響楽団（マーラーツィクルス最終回）
 ［　　６　月　２５　　日　・オーチャードホール　　　　　　　　　　　　　　　　　　］