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私的音楽アーカイブ54(クインシージョーンズほか)

531.KAT-TUN:Real Face
532.山崎まさよし:WITH STRINGS
533.オーネットコールマン:AT THE GOLDEN CIRCLE STOCKHOLM Vol.1
534.akiko:Collage
535.チャールスミンガス:道化師
536.アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズ:AT CLUB SAINT-GERMAIN Vol.1
537.ファッツナヴァロ:FATS NAVARRO MEMORIAL
538.ジャッキーマクリーン:A LONG DRINK OF THE BLUES
539.クインシージョーンズ:THE DUDE(愛のコリーダ)
540.マイルスデイヴィス:PORGY AND BESS

⚫︎539.音楽プロデューサー、クインシージョーンズ。戦後アメリカ文化が産んだ巨人であることは言うまでもないが、これほど何のジャンルの人がまるでわからない人もそうはいないだろう。1979年生まれの僕にとって、クインシーはやはりマイケルジャクソンのイメージが圧倒的に強く、アルバム「THE DUDE」について知ったのは僕がマイケルをある程度聴いた後、ある程度ジャズを聴き始めてからだった。

時系列的には前後するが、マイケルの後にこのアルバムを聴くと、まさにクインシーの人生が凝縮された作品だと実感する。ジャズ、民族音楽、ダンスミュージックとしてのディスコ音楽、ソウル、ファンクなどあらゆる音楽ジャンルの要素が、まるで幕の内弁当の如く詰まっているからだ。

実際、本作にはマイケルやハービーハンコックら音楽界の豪華メンバーが顔を揃える。このアルバムがあったからこそ、マイケルのあの大ヒット、さらにはアメリカのポップミュージックの隆盛に繋がったのだ、ということがよく分かる。

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