前回までのあらすじ

さて制作日記の土台作りもそろそろ終盤。基本的なトラックが出揃ったのですが、さらにアクセントを加えるべく、声を追加してみようかなと考えました。

しかしただ歌うだけでは少し面白味に欠けるかなと思い、今回はこのサイトを利用して、英文の読み上げを使ってみようと思います。

また今回の一手間として、クリップのクオンタイゼーションやLaunch Modeに変化を加えています。ちなみに動画では時間の関係上さらりとお伝えしていますが、クリップのLaunch Modeには4種類あり、

Trigger 

クリックやパッドを押すと、クリップのクオンタイゼーションに準じてクリップの再生を行う(デフォルトの設定)。

Gate 

クリックやパッドを押すと、クリップのクオンタイゼーションに準じてクリップの再生を行うが、マウスボタンやパッドを離すと停止する(再生し続けるには押しっぱなし)。

Toggle

クリックやパッドを押すと、クリップのクオンタイゼーションに準じてクリップの再生を行うが、停止する場合はもう一度押す。

Repeat 

クリックやパッドを押し続けると、クリップのクオンタイゼーションに従い、クリップがTriggerされる。離すと普通に再生を行う。

という特徴があります。これは特にライブパフォーマンスに役立つ機能かと思いますので、皆様も実際にいろいろと試してみてください。

またクリップ再生のタイミングも、

クリップクオンタイズセレクター

で変更が可能です。特にOne Shot系サンプルを、小節の頭に限らず色々なタイミングで再生したい場合にオススメです。

という今回は大きく2つのクリップ再生機能を駆使し、英文読み上げサンプルに変化を加えてみたのですが、このようなオーディオサンプルはたまに「再生開始位置からわずかに無音の瞬間」があったりします。

最初は気にならなかったりする場合もありますが、その先Mixやらフレーズの最終調整時に、

「なんだかどうもフレーズが噛み合わない気がするんだよな…」

という場面に遭遇した時、意外にこう言った部分が原因だったりします(体験済)。制作の後半に差し掛かると作業量やチェックする箇所も自然と増え、こういった部分は見落としがちです。なるべく早い段階で素材は綺麗にしておいた方が、後々役立つと思いますので、今後の参考としてお役立ていただければと。

というわけで、今回も動画を用意しています。ぜひご覧になってください！

Ableton Live9ノート その9-6 制作日記(ボイスフレーズの追加)

https://youtu.be/2d42UUnN_A0

でわでわまたお会いしましょう〜!