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自然派ワイン ヴァンナチュールを知る

会社には、ワインがたくさんある。
そのどれもが、自然派ワイン”ヴァン・ナチュール”と呼ばれるワイン達。
先日、倉庫内を整理すべく、在庫のありったけをすべて写真に収め、リスト化することを試みている(結構な量である)。

自然派ワイン、ヴァンナチュールとは?
厳密な規定が無いとされる自然派ワイン。勉強しながら書いてみます。

可能な限り何も足さず、何も引かず、自然の法則に逆らわずに自然に敬意を払って造られるワイン。もうすこし、わかりやすく。。。
有機栽培で育てた葡萄を、限りなく人為的・化学的介入を排して造ったワイン。自然や生を尊重し、ブドウの果汁のみで造られたワイン、作為や化学物質を好まないワインだ。(だんだんわかってきた)

ワインジャーナリストのAlice Feiring(アリス・ファイアリング)氏が、自然派ワインの生産者に取材した際に「ヴァン・ナチュールは、ヴァン・サンスフル(SO2(二酸化硫黄)=酸化防止剤を添加しないワイン)から始まった」と帰結した。それが1986年頃からヴァン・ナチュールという言葉で表現されるようになり、2005年に志を同じくする生産者を集めてAssociation des Vins Naturels (アソシーエション・デ・ヴァン・ナチュレル:AVNと略す)という認証団体を立ち上げると、オフィシャル用語として広く知られるようになった。
人為的にSO2を全く添加しない場合でも、アルコール発酵時に10~30㎎/L程度のSO2は自然に生成される。発生したSO2含有しているため、無添加だとしても酸化防止剤/亜硫酸とボトルに表記する決まりとなっている。

AVNの詳細は以下の通り
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a) ブドウ栽培方法について
<有機>認証を得ていることが望ましい。
認証を得ていない場合、有機農法のルール(規則CE 834/2007改)に沿っていることを書面で約束する。
b)醸造方法について
ヴァン・ナチュールは、健康で熟したブドウに最低限の人的介入を行うことで醸造される。
- 手摘み
- ブドウとワイン以外の外的な酵母使用の禁止
- SO2以外のいかなる醸造用製品の添加禁止。
許容される合計SO2の値は下記の通り
赤ワイン・発泡性ワイン:30mg/L
辛口白ワイン:40mg/L
5g以上の残糖がある白ワイン:80mg/L
上記の規定に当てはまらないワインは、AVNとのかかわりを持って販売されてはならない。
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この規約、栽培については自己申告方式、SO2の許容量の低さに注目です。(SO2許容量が少ないから、よいワインであるかどうかは別として)他の
団体との比較をまとめられた物を紹介します。(LE VIN NATURE 株式会社より)

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ちなみに、世界保健機構(WHO)が推奨している一日あたりのSO2の許容摂取量は、体重1kgあたり0.7mg/L。体重60kgの人で、42mg/L。

身近で買えるワインとの違いは?

大量生産を目的としていないので人の都合で発酵させず、SO2無添加のワイン。
ゆっくりと葡萄のペースで発酵させたものなので、野生酵母の力で様々な微生物が働いて生まれる葡萄本来の旨味や、やさしい香り、心地よいテクスチャー、馴染んでいくようにスッと喉を通り、体に沁みていきます。
どんなワインなのか、是非飲んで五感で体感してほしい!

そんな私は、ナチュールワインを今すぐ飲みたくてしょうがなくなっている!!!

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